【感想・ネタバレ】【電子限定版】没落令嬢の悪党賛歌 下のレビュー

もちもち物質 / ペペロン

国家権力への復讐を決意した元貴族令嬢ヴァイオリア。
復讐への足掛かりとして貴族院に対抗できる権力機関である大聖堂を思いのまま操れるようにするため、
聖女選挙に参加して聖女の座を勝ち取るという策を講じることに。
そうして貴族、大聖堂、民の欲望が渦巻いた中で始まる聖女選挙。
様々な思惑が交差する選挙でヴァイオリアはブレずに策略を巡らせる。
「これからこの国は動乱の時を迎えますの。皆様、その準備はよろしいかしら？
特に、今まで只々暴利を貪ってきた貴族連中は、しっかり覚悟しておいてくださいましね？」
さらに腐りきった王政をぶっ壊して圧倒的ハッピーエンドを迎えることはできるのか!?
倫理観ぶっ飛びブロークンお嬢様言葉でお送りする最高に爽快＆愉快な国家転覆大活劇!!

[O.SUGI · ★★★★★]

ほぅ。

こう来たか〜
…女王様、バンザイ！！
馬鹿は何処までもバカになれる、という
莫迦の見本市みたいなバカ王子が最期まで
馬鹿だったのが印象深い。

＃ドロドロ ＃ダーク ＃スカッとする

[かや · ★★★★★]

完結ハイテンション国家転覆譚！

　下巻では上巻の勢いをさらに上げて更なる犯罪！犯罪！放火！の連続で謎の爽快感がさらに強まっています。ついに陥れた本人たちとの直接対決も描かれ、キャラの掘り下げも十分！あなたも一緒に高笑い！

＃笑える ＃カッコいい ＃スカッとする

[匿名 · ★★★★☆]

ある意味一本筋が通った愚者

国家転覆とはいいますが
基本的には権力者層だけ潰して
他は適当にいい感じで国家を簒奪します。

件の第七王子
愚者は愚者でも
「王家の血筋は尊い」=「自分も尊い」
という価値観が心底根を張って
それが覆らないという
ある意味一本筋が通った愚者。
いっそ清々しい。

彼の最後は、無様であれど
彼だけのために、あそこまで手間をかけられたことは
ある意味幸せだったのではないかとも思います。(自分なら真っ平御免だが)