あらすじ
「やんちゃだった僕を初めて認めてくれた」。かまいたち・濱家さんがそう話すのは、小学校時代の恩師である久保敬先生のこと。常に生徒の良い所を褒め、伸ばそうとする姿を生徒はキャッチしていた。定年を迎えた久保先生と、大人になったかつての教え子を訪ね、「先生」の在り方を探る。
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Posted by ブクログ
大阪府のコロナ対応に意見をした久保という校長に取材した本。
若いころから子どもたちに目を配って、輝きを見逃さず声をかけてきた教師の教育論、骨のある生き方を掘り下げて紹介している。
学校の先生は子どもにとって毎日接する外の大人。自分の良い点をほめられた体験はその子の心に残り、気持ちや行動を変えていく。そんな卒業生の言葉も拾われている。
何と人間味のある実直な先生だろうか。かまいたちの濱家の小学生時代の恩師というおまけ付き。
Posted by ブクログ
涙なしには読めない。
大阪維育批判のニュースがサイドストーリーになるほどの厚みある教育実践。
失敗や至らなさへの反省も率直に書かれていて、その姿勢もまた学びになる。