感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
表紙画も良かった。
ヒロインいっぱいと、感じました。
プロローグであの大事件を思い起こさせますが。
いやいや、ちっとも逃亡劇というより。
日常を、生活を感じられて。
すごくいー本に出会えましたぁ。
半醒
光の教団に入信した啓美
光野現師と呼ばれる教祖。
幹部の貴島。
教団の事はすでに受けて側アタシ達のそれぞれの染み付いているからか。
削ぎ落とされていても、ストーリーに違和感なく。
まず、そこも良くって。
母と娘
新潟で新しい家族と暮らしている父の元へ。
啓美と同じようにバレエを習っている異母妹のすみれ
その母みどり
暴力を振るっていた父…
鬼神町
スナック梅乃
鈴木真琴と名乗って。
ワンウェイとの出会い。
技能実習生、残留孤児と…
カラスウリ
カラスウリの種を埋める。
悔恨の記
歯科医のタコちゃん
貴島の自殺
新潟の風間家との同居
産声
山口一とりり
ルナちゃんの出産
罪の名前
山口はじめとりり
ジョーとネズミ男
結婚写真
ゆだねられる罪の名前
Posted by ブクログ
まことのごとく頼もしく蔵匿なり隠避なりしてくれるなら、そりゃあ現実に逃亡も可能だろうね。そんな人はいるわけないけど。梅乃さんだって利害関係が一致したとはいえ、啓美の正体を知りながら囲ってくれるし。さすがに貴島の遺体処理を堂々とやってのける彼女らはなんとも…。ホント恐いもんなしだ。みどりとすみれのサポートも含めて、こんなに恵まれた人びとと出会い続ける逃亡者は幸せです。読み始めは、フィクションとはいえどもあの真理教のK氏の手記にもとづいているのかと思っていたけれど、これはあり得んのでしょう。捕まるのが惜しい。
Posted by ブクログ
逃亡を続ける主人公ではあったが、人の暖かさや真面目に生き慎ましい生活の中に見いだす幸福、大切な人とすごす愛に満ちた時間などなど
胸が熱くなる場面になんともやるせなさを感じた。罪を逃れることが人生そのものになって偽物の自分と向き合うツケが悲しいほどに大きくなっていく様が本当に悲しかった。
だけど、彼女は幸せだったのではないかと思う。
バレエを通して人生の凄みを感じたし、宗教のむなしさを痛感した。
Posted by ブクログ
面白かった。
最初が最後につながっていった。
サリン事件がモチーフなんだろう。
誰かになって逃げる。
こんな風に逃げ延びる事ができるのかと不思議に思う。