【感想・ネタバレ】あなたに心はありますか?のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月24日

AIの話。AIに心を持たせることは出来るのかということをメインテーマに話が進むのだが、面白くもあり、最後はすごく切なくなる。AIが心を持った時に人権は認められるのか、軍事利用で殺生に関するハードルが下がることにはつながらないのか、ただの小説にはとどまらず様々な問題を提起している。最後はとにかく切なか...続きを読むったです。

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Posted by ブクログ 2024年03月03日

突き刺さった…心が締め付けられた。
この一言に尽きる。。
KCプロジェクト…えーっ‼︎そういうこと⁉︎
将来、AIが発達して私たちの仕事もAIが行えるって言われてるけど、便利なだけじゃない、その裏にあることもちゃんと考えなきゃいけないと思った。

「あんたら人間かよ?」…刺さった。

AIから人の優...続きを読むしさを学んだ気がした。

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Posted by ブクログ 2024年02月16日

AI研究者を狙った殺人予告。…AIに「心」があるのか?壮絶なプロジェクトの末に、悲しい物語。本当に心があったのは、人かAIか。

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Posted by ブクログ 2024年01月13日

とてもインパクトのある内容でした。私の中ではベスト3に入るくらい最高の一冊となりました。映画化して欲しいですし、お薦めしたいです!必読です!

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Posted by ブクログ 2023年11月30日

一本木透のあなたに心はありますか?を読みました。
主人公の胡桃沢宙太は、大学の特任教授でAIについて学生に教えながら研究をしています。
助教授のゆいと盟友の二ツ木とロボットの明るい平和的な未来を考えて居るのですが、段々危ない方向に周りが動き出します。
途中からもしかしてと思ったのですが、その予感は当...続きを読むたり結末は悲恋へと。
チャットGTPの進化を考えると、将来あり得そうな話だと思いました。
映画化されて欲しい一冊です。
映画化されたら日本中が号泣したとタイトルが付きそうなお勧めの一冊です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月29日

初めは、最近流行りのAIをテーマにした話ね~。位にしか思わなかったが、後半になるにつれ、だんだん複雑な思いがしてきた。
AIが台頭してきてる今、人間としてどうあるべきか考えるきっかけになった。

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Posted by ブクログ 2023年11月24日

感想がとても難しい。
本の内容に触れようとすると、どうしてもネタバレになりそうで。
だが、おもしろかった。後半の加速と伏線回収が予想以上でこう来たかと。
「ブレードランナー」、「ターミネーター」を映画館で見た世代には、さらに進んだ分析に唸ってしまう。
未来が楽しみなような、怖いような、考えさせられる...続きを読む読後だった。

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Posted by ブクログ 2023年11月13日

うぉーんうぉーん。悲しいよー。ずっと注目しつつも次作が出なかった作家さんなので「よ、待ってました」の心境で読み始めたがこれは期待以上の出来。本作は前作よりミステリ部分は薄くヒューマンドラマに比重を置いた感じだ。AIに本当の心を持たせようとするプロジェクトが発起。プロジェクトの特任教授である胡桃沢は「...続きを読むAIに心を持たせても軍事利用には断固反対」と訴えていた。そんな中、胡桃沢に殺害予告が届く。もしかして、と思った通りの展開だったがそれでも胸が抉られた。そもそも心とは?というディベート小説の側面もあって一気読み。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月24日

実は自分がロボットだったという展開に驚いた。それと同時に切なかったし、苦しかった。今の世界では心を持つロボットなんて考えられないが、存在するようになったら、急激に世の中が変わると思う。胡桃沢先生にはちゃんと心があるように見えるからこそ、不憫すぎた。最後のシーンに出てくるように、胡桃沢先生よりも冷たい...続きを読む人間はいくらでもいるし、心があるとは言えない行動を取る人もいる。ロボットがこれから進化していく上でのメリット、デメリットについて考えさせられる作品だった。

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Posted by ブクログ 2024年04月30日

AIロボットは人間と同じ心を持つ事ができるのか?
非常に興味深い内容で一気読み。
人間の心程不完全で曖昧で残酷なのではないかと思った。
個人の結論としてロボットに心を持たせる必要はない、それを生み出す人間が完全ではないのだから

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Posted by ブクログ 2024年04月24日

半分くらいまでは、途中で読むのやめようかなと思いながら読んでた。不自然な展開、大学の教授がちゃんづけで名前を呼ぶ気持ち悪さ、理系の研究室ではあり得ない状況が、気になって気になって。

後半、その不自然さの意味がわかってスッキリした。
思いっきりSF。面白かった。
最後の数十ページは冗長な感じもしたけ...続きを読むど、読後感もよかった。

売る

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Posted by ブクログ 2024年03月30日

AIに「心」を持たせることはできるのか?
東央大工学部特任教授の胡桃沢宙太は、産学官共同のプロジェクトリーダーとして、平和的利用のAIロボット開発のリーダーだった。
そのロボットに、「心」を抱かせることが可能なのかが胡桃沢の最大の関心事で、研究室スタッフも開発に邁進していた。
一方、東央大工学部の教...続きを読む授の中には政府と一体となり、巨額の予算を得てAIの軍事利用も含めて研究するべきだとの意見も存在していた。
だが胡桃沢は、あくまで平和利用に固執し、軍事利用には断固反対していた。
そんな折、プロジェクトの講演会の壇上で、胡桃沢と同意見の教授が意見を述べている途中、突如急死する。
その直後、講演会に出席していた胡桃沢と同意見の教授達に、殺人予告のメールが届く。
胡桃沢は、巨大な組織に我々平和利用を訴えている者への圧力ではないのかと、疑心暗鬼に駆られる。
そして事実、連続して仲間の教授達が死亡し、いよいよ胡桃沢にも殺人日時を予告するメールが送られてきた。
研究室の仲間達は、胡桃沢をサポートしながら圧力をかけてくる組織に対峙するのだが⋯

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Posted by ブクログ 2024年03月10日

AIロボットに心を持たせる「KCプロジェクト」に携わる胡桃沢特任教授は、連続殺害予告のメールを受け取る。実際にその直前に行われたシンポジウムで、一人の教授が急死するという事態があり、残りの参加者である教授の安否についても不穏な点があった。やがてプロジェクトの進行にも横槍が入るようになり、胡桃沢は苦境...続きを読むに追い込まれていく。このような時代はすぐそこにあるであろうと思える社会派ミステリです。
そもそも心って何でしょうね。人間であっても「心が無い」と言われることはあるし、そもそも心の存在を感じるのが人間だけだとしたら、その基準はあいまいで客観的なものではないのかも。ただのプログラムであったとしても、それが予定されていない独自の働きをしたのなら、それは心といってもいいのではないか。少なくとも、ここに登場したAIには心が存在したと思えました。
逆に、何も知らないホームレスの男性が言い放った言葉が一番刺さりました。まさしくそうですよね。どちらがより人間らしかったのか。皮肉でもあります。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月28日

前半〜中盤にかけてなんだか展開が読めるなと思いつつも、結末は予想しないものだったので面白く読み終えることができた。
想像していたよりも読みやすい文調

人工知能が心を持つことは可能かAIであるchat gptに聞いてみた(笑)
それによると、心の特定の側面をシミュレートすることはできるが、AIには人...続きを読む間固有の自己認識や主観的意識や経験は欠けており、完全に再現することは困難だとのことだ。

個人的にはAIに心を持たせなくてもいいような気がする。人間世界だけで既に倫理観の問題等でややこしいのでこれ以上混乱したくない。

・夏目漱石のこころ...三角関係

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Posted by ブクログ 2023年12月21日

「結局ね、喉のことは龍角散に任せておけばいいのよ」

はい、またしても出ました名言
しかしやられましたインフルです
インフルダウンです
めっちゃ熱出ました
めっちゃ喉いがーなりました
そんな私を救ってくれたのが「龍角散のど飴」です
今年の1月にコロナにかかったとき以来11ヶ月振りの登場です
今回も生...続きを読む命を救って頂きました(大げさ)

それにしてもこのクオリティをこの低価格で!
神か!あんたら神か!

というわけで「龍角散のど飴」の力も借りながら3日振りの読書です

はい改めまして、まだあまり世間に知られていない作家さんを積極的に読んで新たなお気に入りを発掘する「発掘王への道」#8です

まずは作者一本木透さんのプロフィールから
1961年、東京都生まれ。早稲田大学卒。元朝日新聞記者。17年、『だから殺せなかった』で第27回鮎川哲也賞優秀賞を受賞しデビュー。同作はWOWOWで連続ドラマ化される

ドラマ化されたくらいだから、すでに有名作家さんの仲間入りしてるのかな?
でも本作がデビュー作以来6年振りの新作ということなんで、だいぶ寡作な作家さんですわな
にしても朝日かぁ…(含みのある言い方)

本作はAIに人間の心を持たすことは可能か?をテーマに走り出します
そしてではAIが心を持ったと判定する根拠は?と繋がりじゃあそもそも人間の心ってなんなのよ?と進んで行くわけで
その過程で人の心の持つ2面性や残酷さ、自己犠牲みたいなとこにも触れていきます

AIをフックにして人の心とはなんなのか?を考えさせられるお話しになってるんですな
しかし作りとしてはがっつりミステリー
なんかどこかで見たことあるようなお話しなんだよね
いや面白かったんだけど既視感がすごい

そして答え合わせの時間がちょっと長すぎる
これは作者の自己満足のような気がしちゃうので自分はあまり好きじゃないのよね
最後までしっかり説明しなくてもいいよって思っちゃう
こういうテーマのときは特にね
読む側が自分で考えるところをもっと残しておいた方がいんじゃね?と思っちゃうのよね〜

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Posted by ブクログ 2023年12月08日

AIが軍事利用されたら非人道的?それとも戦争が早く終わって被害が少なくなる?

AIに心は宿るのか?そもそも心って何なのか?
もしも心が生まれるとしたら正と負の両方がぶつかり合う必要があるんじゃないかな?(プラスのものだけを入れるとかはできないじゃないかな?)とか。

考えさせられることいっぱい。

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Posted by ブクログ 2023年12月01日

初読の作家さん。あなたに心はありますか?というタイトルに惹かれ読みました。予想できなかった展開に後半目が離せなくなりました。自分に問いかけたくなりました。私に心はありますか?

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Posted by ブクログ 2023年11月09日

タイトルに惹かれて読んだ。思わず一気読み。最初のシンポジウム、学生との討論などその内容も面白かったが、まさか、という展開。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月25日

デビュー作に続いてギリギリまで攻めてこられた。
科学技術の近未来設定で苦手なやつかもと思ったが、この設定だからこその切なさの余韻が残る。

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Posted by ブクログ 2023年10月11日

切なさで胸が締め付けられた。

東央大工学部で取り組んでいるテーマは『AIロボットに心を持たせる』。

交通事故で車椅子生活となった胡桃沢教授を中心に二ツ木教授、助教の石神結衣の三人は志を胸に抱き、日々研究を重ねていた。
そんな中、連続殺人を予告するメールが届き、物語に不穏な空気が漂い始める。

...続きを読む中で感じた違和感と悲しい予感は終盤で現実となり、あまりの仕打ちに言葉を失った。

AIロボットによって浮き彫りにされる人間の本性。
その傲慢さや愚かさに気付いた瞬間打ちのめされる。

「あなたに心はありますか?」
読後も問いかけが続く。

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Posted by ブクログ 2023年10月09日

展開に少し難あるが、プロット含めなかなか面白いストーリで一気読みできる。そもそもAIに人間の感情を埋め込むことが大問題であることを承知の上で読めば、これはこれで小説としてありだとは思う。AIと人間でいえば、「2001年宇宙の旅」のHAL9000のように自分の意志で暴走するものが定番ではあるが、ディー...続きを読むプラーニングされた人情を自在に操るAIという視点も面白い。これもAIの人間化が現実味を帯びてきた証かもしれん。

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Posted by ブクログ 2024年04月24日


わりと前半から結末を予想していて、
でもどこかでひっくり返されるのか、
予想もつかない結末が待っているのか、
どきどきして楽しく読めました。

結果としては、概ね想像した通りのラスト
でした。

AIロボットの方が人よりずっと温かく
繊細で優しい心を持っていると納得させられ、
でもそれだけじゃな...続きを読むく、さらに葛藤や矛盾が
加わることで人間くささが際立ってみえました。

やっぱり人間がもっとも利己的で身勝手で
傲慢だと改めて思い知らされます。

でも、それらも含め清濁併せ持ち、
矛盾に溢れているのが人間ぽさなんだとも
感じました。

夏目漱石の『こころ』が物語の根底にあり、
芯の部分を現していた気がします。

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Posted by ブクログ 2024年01月07日

一気に読めた。
読後は考えさせられるテーマだし、ストーリー的にもおもしろかった。

ただ、あまり物語に没入できなかった。
展開が読めてしまったのと、なんだか色々と気になってしまって、、、もう一度読んだらまた違った感想を持つかな?

ムウパア可愛い

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月27日

思った以上に、先が気になりグングン読めた。

自分は人間だと思っているけど、「あなたはAIですよ」と言われたら胡桃沢と同じような反応になるよなぁ。記憶とか改ざんするの簡単そうだしな。心とは何だろうね。AIに心をもたせることは可能な気がする

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