あらすじ
救いなき世に、だれにも奪えぬ“義”をつらぬけ――。
「このマンガがすごい!2024」オトコ編第13位
待望の新章開幕!
横浜での激闘から数年…
姿を消した龍子の影を追うように
妹分の刺狙里とバレルは
大鳳国・華港(ワーコン)で
“逃し屋”として日銭を稼いでいた
自由を叫ぶ群衆、押し寄せる政府の弾圧
怒りに軋む都市の片隅で
とある学生を助けたことから
運命は大きく動き出す
交錯する思惑のなか
見えない力が支配する街で
いま、新たな闘いが幕を開ける――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
中央政府の弾圧により自由を求める“華港”で、武闘派学生を助けたことから物語の幕を開ける。部下であるバレル、刺狙里の活躍が描かれる冒頭から、龍子の登場を今か今かと待ちわびたが、中盤での再登場には、二人の部下と同じく歓喜した。物語はまだ序章といった趣で、後半にかけて盛り上がりを見せながら次巻へと続く。濃密で熱情に溢れた描線の力強さに引き込まれ、あっという間に読み終えてしまった。先日亡くなられたつげ義春さんは“劇画”とは何かについて、絵そのものの力だけで人を魅了し、思わず立ちどまらせてしまうようなものだと語っていた。まさにエルド吉水さんの描線には、その言葉の真髄が宿っている。これぞ、まさしく劇画である。