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Posted by ブクログ
中央政府の弾圧により自由を求める“華港”で、武闘派学生を助けたことから物語の幕を開ける。部下であるバレル、刺狙里の活躍が描かれる冒頭から、龍子の登場を今か今かと待ちわびたが、中盤での再登場には、二人の部下と同じく歓喜した。物語はまだ序章といった趣で、後半にかけて盛り上がりを見せながら次巻へと続く。濃密で熱情に溢れた描線の力強さに引き込まれ、あっという間に読み終えてしまった。先日亡くなられたつげ義春さんは“劇画”とは何かについて、絵そのものの力だけで人を魅了し、思わず立ちどまらせてしまうようなものだと語っていた。まさにエルド吉水さんの描線には、その言葉の真髄が宿っている。これぞ、まさしく劇画である。
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