あらすじ
酒問屋「千石屋」の一人娘・麻は、その背の高さときっぷのよさで、界隈では有名人。気のいい亭主の婿養子・鶴次郎とともに、客筋からもご近所からも、なにかと頼られる存在だ。今日も、ちょっとした困りごとが持ち込まれ、解決に奔走するのだが――。市井のさまざまな人間模様を鮮やかに活写する時代連作集。
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Posted by ブクログ
酒問屋・千石屋で店を切り盛りしている麻と鶴次郎夫婦。大女で酒に強い麻とは逆で、酒が飲めない鶴次郎。この仲が良く、お互いを思いやる素敵な夫婦には様々な相談事が持ち込まれる。
祝言をあげて15年経っても相手を思いやり、相手に幸せになって貰いたいと心から願う夫婦の姿は読んでいて気持ちがいい。
話は四章に分かれていて、難しい表現や言葉がなく、とても読みやすいので時代小説初心者の方にもお勧めな作品です。