あらすじ
マフィアの王、異世界を蹂躙す。
晩年、裏社会の支配者として君臨した男、レオ・F・ブラッド。彼の人生は、絞首台の上で終わりを告げたーーはずだった。意識を取り戻すと、その目に映ったのは見知らぬ町、見知らぬ人々。そして、見知らぬ自分の姿。かつて裏社会を統べた男は、何の権力も持たない唯の少年へと生まれ変わっていた。生前手にしていた力は何もない。だが、揺らめくような野心の炎だけは、未だその胸を熱く焦がしている。異世界のスラム街にて二度目の生を受けたレオは、仲間を集め、再び世界を手中に収めることを決意する。生前では取りこぼした、あるモノを手に入れるためにーー。第17回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。死してなお悪道を征く、転生系ダークファンタジー。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
マフィアの頂点を極めしレオ。死に際に異世界に転生した彼は、転生後も裏世界の頂点を目指す。
レオの仲間に対する気遣いは家族(ファミリー)を大事にするマフィアらしくてある意味新鮮。そして相手の出方を完全に読んだ上で練りだす戦略が秀逸で、面白く読めました。
特に、レオのキャラクター付けや行動原理が徹底されているのが良かったです。
1点、序盤~中盤で一生懸命戦略を練っている割に、終盤は力一本に頼りっきりになる展開はちょっと違和感。力に頼るのは良いのですが、その中でもしっかりした戦略が展開されているとより好みだったかな。
面白いね
ブラックリストかな? レディントンなのかな?
と思う主人公設定ではあったけど、異世界とうまく噛み合って違和感なく、安定して読めました。
どんでん返しもアメリカドラマっぽくて好きだったよ。
あー、やっぱブラックリストだよね。
Posted by ブクログ
いやあ面白い。
主人公の圧倒的存在感が凄いなあ。
異世界転生譚であり、前世で悪の頂点に立ったという経歴が実に上手く物語に真実味を加えている。
魔術関係は少々後出しジャンケン的なところがあるけれどそれでもバトルのスケール感が凄い。
いやどこのギルガメッシュさんかと笑
あと全体的にバトル場面にFateっぽさを感じたのはたまたまだろうか?
ラストはかなり苦さを含んでいて好みが分かれそうだけど。
これが新人賞受賞作品らしいけれど、これは続編は出るだろうなと思った
Posted by ブクログ
1冊未完。
話としては面白いが主人公には共感度マイナス275。もし続くのならこいつを一度頂点に立たせてから、力を全部奪い泣き叫んで許しを乞わせながら殺してやりたい。
ユキという無口女の子がメイドさんになるの良かった。