【感想・ネタバレ】いちばんやさしい地経学の本のレビュー

あらすじ

かつて戦争といえば、戦場で行われるものでした。しかし、21世紀の現代においては、ふだん私たちが暮らす社会空間も「戦場」と解釈されます。ロシア軍の元参謀総長ヴァレリー・ゲラシモフは、21世紀においては「平和と戦争の間が曖昧な状態になる」と述べています。
たとえば、機密情報を狙ったサイバー攻撃、M&Aによる先端技術獲得、グローバル人材の争奪戦、SNSやメディアによる世論操作、外国資本の土地買収、金融・通貨の勢力圏争い、インフラ投資と債務のわな、難民テロなどです。

このような経済的攻撃は、ときに軍事攻撃と変わらない、あるいは、それ以上の効果を発揮することがあります。表面的な戦争や紛争を追っているだけでは、国際社会でおきている現代のほんとうの戦いの姿は見えてきません。
そこで本書は、現代の国際情勢をより正確にとらえるツールとして「地経学」を活用します。地経学は、1990年に生まれた比較的新しい学問で、「地政学的課題を経済という手段を使って解決する」ことをめざします。

なんとなく耳にしていた国際情報や経済情報が、「地経学」という枠組みを通して見ることで、各国の狙いや思惑、対立の構図、問題点などがよりクリアに見えてくるのではないでしょうか。本書がその一助となることを願っています。

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Posted by ブクログ

各国の強み弱みと狙いがサクッとわかりました。
難しい言葉が使われていないので、初心者にも読みやすい内容だと思います!

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2025年08月15日

Posted by ブクログ

とても学びになりました。

私が日頃、日々流れるニュースの表面だけを見ていて、そのニュースの背景にある問題や意味を全く理解していなかった!と反省をしました。

私の仕事と直接関わりがないと思いながら手に取った本ですが、正確には密接に関わっていることを読んで理解しました。

そういった意味でも私にとってとても意義のある読書でした

0
2025年07月21日

Posted by ブクログ

地政学にも経済学にも
接点がなかった私でもすらすらと
読み進めることができました

世界の現状、日本の現状
そして課題が上部だけかもしれませんが
知ることができました。

今後見るニュースの解像度が
少し上がるかなと思いました。

とても楽しかったです。
ありがとうございました。

0
2024年08月18日

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