【感想・ネタバレ】昭和の子供は青洟をたらしていたのレビュー

あらすじ

ずーっと頑張ってきたから、もう、昔を振り返っても、許してもらえるよね――ケータイもメールもなかった時代の青春物語が、こんなにも懐かしく、胸にしみるのはなぜだろう。団塊世代のトップランナー ・資生堂執行役員が書き残す「心のメッセージ」!

● 著者は、団塊世代のトップを走り続けたエリート・サラリーマン。慶応大学大学院修了後、資生堂で長く商品開発に携わり、役員にまで登りつめました。
著者は、千葉県市原市の農家の主。約0.7ヘクタールの田畑を所有し、米はもちろん、なす、きゅうり、とうもろこし、リンゴ、キウイ、ブドウ……各種の野菜、果物も栽培し、肉魚以外の食料自給率は100パーセントです。夜明け前の起床と、出勤前の農作業も著者の大事な日課です。田植え稲刈りには、会社の同僚も手伝いに駆けつけます。
著者は、故郷が大好き。小学校の同窓会は必ず出席し、夏の甲子園の予選が始まると、母校の応援のために有休を取ります。
──そんな池田敏秀さんが、本を書きました。まだ蒸気機関車が走っていた頃の、千葉の片田舎の青春物語です。喧嘩に明け暮れた腕白時代、えこひいきや体罰があたりまえだった教師たちとの心の交流、歯がゆい恋物語、残酷な運命譚……。信じられないでしょうが、すべて池田さんが経験した本当の話です。
心にしみる11編を書いた池田敏秀さんに、応援をよろしくお願いいたします。

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Posted by ブクログ

1948年千葉県市原郡菊間村に生まれ、現在化粧品会社の役員の著者、池田敏秀氏の「昭和の子供は青洟をたらしていた」(2007.8)を読みました。主人公は池田君であり、トシ坊で、著者そのものの少年時代の出来事、先生の想い出、友の失恋、喧嘩、淡い恋などアナログの世界が11編にまとめられています。自分の少年時代とオーバーラップし、あの頃のむせかえるような気持ちが蘇ってきました。恩師の有難さを綴った「恩義」、早逝した美沙子を思う「背番号2」、両手で茶碗を温めてからお茶を注ぐ「飯田の母娘」など、とてもいい話でした!

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2017年02月16日

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