【感想・ネタバレ】60代からの資産「使い切り」法 今ある資産の寿命を伸ばす賢い「取り崩し」の技術のレビュー

あらすじ

・2800万円の老後資金で、4000万円分引き出すには?
・「毎月、定額を引き出す」はなぜキケン?
・60代70代は「率」で、80代からは「額」で引き出す
・話題の新NISA、60代からはどう使えばいい?
・インフレになったときは、どう考えればいいのか? ……

現役時代に築いた資産を、どのように運用しどのように使っていけば、リタイア後の生活を長く安心に楽しむことができるか?
本書は、日本ではあまり語られなかった安心な「取り崩し」の技術について、運用会社で投資教育を長年行ってきた著者が解説します。

「年3%で運用し、年4%取り崩す」「60代70代と80代以降では使い方を変える」「いざという時に役立つバッファー資産の考え方」など、今日から取り入れられる具体的なアドバイスも満載です。

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Posted by ブクログ

帯に書かれた「60代70代『率』で、80代からは『額』で引き出す」が気になって購入。内容はちょっと難しかったけど、80歳で生活ステージを区切って考えるところは、自分も参考になりました。

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2023年12月10日

Posted by ブクログ

資産形成よりも資産を取り崩す方が難しいと思っています。それに対ししっかりと答えを示してくれる良書だと思います。データも多く説得力があります。ただ同じようなことを記載されてるように感じるので、読んでて長く感じることもありました。とはいえ一度読んでおいた方が、資産を取り崩すイメージが湧いて良いと思います

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2024年04月01日

Posted by ブクログ

運用資産をどう取り崩していくかについて解説。
定率取り崩し方といっても、いろいろ方法があることがわかりよかった

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2024年01月09日

Posted by ブクログ

定年退職後の資産活用方法(取り崩し方法)について、今の日本の現状を踏まえた提言をされています。

一番興味をそそられたのは、「収益率配列のリスク」というもので、定年後の資産取り崩しを「定額」で行うと発生するとのことでした。恥ずかしながら、私はこの言葉をこの本で初めて知りました。

それにしても・・・
今の60代の人々は、ものすごい資産額を保有しているのだなとびっくりさせられました。
60代の世帯年収平均が500万円を超えているというのにも、更にびっくりさせられます。最近の60代の人達はみなさん、定年退職してからも、なんらかの形で働いてらっしゃるのだなと感じました。

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2023年11月13日

Posted by ブクログ

【やはりゼロ】
資産形成に関する本は多数存在しています。

 どうすれば資産を増やすことができるか?
 具体的に何をすればお金持ちになれるか?

など、本屋さんには多数置いてあります。
しかし、増やした資産を活用する本はほとんどありません。

どれだけ資産を増やしても、死んでしまえば天国に資産を持っていくことはできません。
理想をいえば、死ぬときには資産をゼロにして死ぬことがベストです。

遺産相続をしても老々遺産相続になり、引き継いだ人も老人でありお金を使う時期は過ぎてしまっています。

本書には資産活用の方法がいろいろと述べられており勉強になります。

個人的には定率で取り崩すとしても、リスク資産と無リスク資産の比率を変えないで取り崩す方法がよいのではと考えています。

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2023年10月14日

Posted by ブクログ

2023年57冊目。満足度★★★★☆

著者が2008年に『退職金は何もしないと消えていく』という本を出して以来、一貫して研究しているのが、資産の「取り崩し」に関するテーマ

本書は、類似の本を複数出してきた著者が現時点でその集大成的な意味合いを込めて、世に問う内容

言わずもがなですが、お金は貯めたり運用してきても、最後は有効に使わないと意味がないですが、人生100年時代となった今、いかに賢く「使い切る」(当然枯渇しない様配慮)かを早くから欧米の事例などを研究してきた著者が、高齢者でも分かる様「わかりやすく」(本の文字も大きめ:笑)解説している

50代以降の人であれば、読んで損なし

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2023年09月15日

Posted by ブクログ

親の資産活用のために手に取った本。
これは当事者(親本人)のための本ですね。
サポートしたいと思っている子としては物足りなりなさがありましたが、一読してから親に勧めてみるという使い方なら悪くないのかも。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

老後の「資産活用」について分かりやすくまとめられている。

ま、正直、「使い切る」ほど資産はないのだが・・・

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2025年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日経新聞の記事で興味を持って

予測<計画
昨今のコストプッシュ型インフレ、トランプ関税など不確定要素が多いので、
予測しようと思ってもできない。ならば計画というのはとても現実的。

生活費=勤労収入+年金収入+資産収入

勤労収入:
長く働くために
継続雇用で良いのか?
・これまでできなかったこと/やりたかったこと

積立+運用 ⇒ 使いながら運用 ⇒ 使うだけ(80歳~)

年金収入:
繰下げ受給:
〇高齢時に少しでも多く安定した終身年金を受け取れる安心感 資産が減るほど取崩恐怖が増す
〇受給総額が増える
〇働いていたら所得税が少ない
✖受給年齢まで大幅に資産を取り崩すことに気持ちが耐えられるか?
✖市場が悪いときに安心していられるか?
✖心配から少しでも若いときに時間を楽しめないのでは?
もっと動けなくなる前に「デザート」時間を楽しみたい

繰上げ受給:
〇資産に余裕があれば自分で運用できる
〇若いときに楽しめる 旅など
〇資産の取崩・減り方が緩やかになる
✖働いていたら所得税が多くなる
✖上記確定拠出型年金と公的年金が合算されるので、勤労収入の抑制圧力になる
✖総受給額が少なくなる
✖高齢時の安定収入が少ない 終身年金は大きい


自称「金融リテラシーが高い」人ほど詐欺被害に

収益率配列リスク:Sequence of returns risk
収益率の平均が同じでも、取崩初期にマイナス収益率だとトータル成績が悪くなる
相場の悪いときに引退=取崩開始すると、資産が足りなくなる可能性
 ⇒結局長く働く?/現金資産を多めにする?(運用成績が悪くなる)
できるだけ前半にはバッファー資産から使うのもあり(最初の5年を預金取崩だけにする)
 ⇒このバッファーを低リスクで運用するアイディアは難しいと考えるので同意できない。
資産運用において5年は短期。現金か個人国債がベター。

資産を長く持たせるには、「安く買って、高く売る」
相場が悪いときには取崩額を減らす そのために、長く働くしかないのか?/配当株を増やすか?=入金力

率で取崩す:
3%で運用して4%取崩す、という著者の案には、運用が不確定だから同意できないが、
「使うだけの時期」に残す資産額から取崩しを決めるのは同意。

引き出し率を徐々に上げていく
例)65歳~3% 70歳~4% 80歳~5%
米国の確定拠出年金の引き出しルールが元ネタ
RMD:Required Minimum Distribution 最低引き出し制度
IRA:Indivisual Retirement Account 個人退職口座
年齢ごとに残りの配分年数お決め、その配分年数の逆数を引き出し率として使う
120歳で残り年数を2年としている

以下、自分で調べた配分年数
IRSが定める「統一配分表(Uniform Lifetime Table)」に基づく年齢ごとの配分年数
年齢ごとの配分年数(Distribution Period)
年齢配分年数(分配期間)
7227.4
7326.5
7425.5
7524.6
7623.7
7722.9
7822.0
7921.1
8020.2
8119.4
8218.5
8317.7
8416.8
8516.0
8615.2
8714.4
8813.7
8912.9
9012.2
9111.5
9210.8
9310.1
949.5
958.9
968.4
...以下略...

計算方法:80歳 1÷20.2=4.95%

80歳で使うだけの時期とする:
残り試算を20で割って定額で使う
←例えば、80歳で年金にプラスして10万/月欲しい場合 10×12か月×20年=2400万円
80歳の目標残高を2400万円とする

生活スタイルと資産の取崩
前半重視:
健康寿命があるうちに楽しく過ごす
後半重視:
身体が弱った時に使う:介護、リフォーム、有料老人ホーム、家事サービス

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2025年04月11日

購入済み

年金生活者必読

年金だけでは、不足する生活費を、蓄えからどう補填していくかについて参考になりました。
投資の重要性とあわせて、定年前に読むと経済的な不安解消になると思います。

#タメになる

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2023年10月18日

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