あらすじ
ことわざが楽しく学べるショートストーリー15話! コサブロとトーサンとインコのヨンヨンとともに、町や村に隠された不思議な魔力を持つことわざ石を探す旅に出よう! 15話16のことわざが登場します。コサブロたちが訪れる村や町にどんなことわざが書かれた石が隠されているのか予想しながら読みすすめるとより楽しめます! 「骨折り損のくたびれもうけ」「猫に小判」「百聞は一見にしかず」「情けは人の為ならず」など、聞いたことはあるけど、どんな意味か、どんな状況でつかうことわざか説明できますか? ことわざの解説・例文つきでわかりやすい! 朝読におすすめの1冊です。 【目次】一 梅の村/二 池のほとりの村/三 港の町/四 南の島の村/五 森の中の村/六 山のふもとの村/七 茶畑の村/八 山奥の村/九 草原の果ての町/十 田んぼの村/十一 大きな街/十二 海辺の村/十三 高原の村/十四 女王の城/十五 荒野
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Posted by ブクログ
5分間ショートストーリー集でテーマが「ことわざ」。この組み合わせは面白い。
人類の叡智が詰め込まれていることわざ。人々はことわざと共に平和に過ごしていた。しかし今ではことわざ石は国中のあちこちに散らばってしまった。そこで女王様が命令をだした、「国中のことわざ石を集めるように!」
12歳の少年コサブロは、ことわざハンターのトーサン、緑のインコのヨンヨンと一緒にことわざ石集めの旅をしている。
このことわざ石は、近くにいる人たちの行動や考えに影響を与えるので、良いことわざ石の近くでは平和に、あんまり良くないことわざ石の近くでは揉め事が起きたりしている。
「骨折り損のくたびれ儲け」が刻まれたことわざ石の近くの村人は、やることが全部うまくいかずに考えることも行動することも無気力になっている。
「情けは人の為ならず」が刻まれたことわざ石の近くの村人たちは、お互い感謝しあい、譲りあい、それが結局自分やみんなのためになって平和に暮らしている。
まあそんな感じの15個のことわざテーマのお話が入っています。それぞれのお話のあとにはことわざ紹介の小話がありまとめになってます。
物語はファンタジー世界で、怖い魔物退治だとか、コサブロ少年とトーサンとの繋がりだとか、女王様や王子様たちのおもしろカッコいい姿とかもあって楽しめます。
しかし…、私はすみませんが櫻井とりおさんが数人の人が声を合わせる時にカッコを重ねる表現がきらいだ…(ーー;)たとえば2人共びっくりした時の「「え!?」」みたいなやつ。
これってネットで軽く読む時とか、一斉に声を合わせたことを文章で表現できない書き手がわかりやすく読者の目に見せるやり方ですよね。まあ私も顔文字とか(笑)とか←使ってるので「「」」を批判はできませんけど、売り物の本、ましてやそして文章を覚える最中の小学生向けの本ではやってほしくないなあ…(ーーメ゙)
まあ数年したら「「「」」」表現が当たり前になって、批判する人が古い扱いされるのかもしれませんけどね。