【感想・ネタバレ】雅な日本語のレビュー

あらすじ

刊行以来、上流風ことばの密かなバイブルとなっている『お嬢さまことば速修講座』から十余年、
ついに、さらに上流、貴人風ことばを愉しみたいあなたのための本ができました。
『お嬢さまことば速修講座』の第十五条「御所ことばを楽しむの術」で垣間見た、あのみやびなことばの世界の御簾がいま上げられます。
本書でご紹介する「みやびなことば」とは、室町初期に京都御所内で生まれた女房詞、いわゆる御所ことばで、のちに、江戸時代の大名たちの奥方、そして、明治に入り良家の子女のことばへと、少しずつ形を変えながら、京都を中心に一般の間にも広がっていった、いわば元祖「お嬢さまことば」です。
一部を除き、すぐさま真似して明日から役立つ、というものではありませんが、そのことばに込められたみやびな精神は、必ずやあなたの生活をみやびで美しいものに変えてくれることでしょう。

それでは、ゆるゆるとお始めなしゃりませ。
(本書は2006/12/30に小社より刊行された書籍を電子化したものです)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「心ざま(気だて、性質)めでたし」を目指して。

「ことばと行為は一体」。共感できることが多かった。

大切なことを思い出させてもらった。
言葉も生活も洗練されるような生活を心がけたい。努力して生きていきいたい。そう願っていたはず。
なのに、気づけば、ぎすぎすした心持になっている。悲しいことが続いた

こんなはずじゃなかった。
負けたくない。新しい自分になりたい。
ずっと苦しんでいた。
そんな中、潤いになる一冊だった。

みやびな環境は心がけで作っていける。
優しく丁寧に、鷹揚に、思いやりをもって。
心の優雅さを育てていこう。

「少しのことばで丁寧に伝えることができれば、(略)落ち着きと安らぎを相手に伝えることができます。早口でたくさん話す相手には、慌てず、つられず、そのポイントをつかむまで、丁寧に聞きます。無駄なことばをたくさん使うより、少ないことばでゆったりと(P92より)」
『お嬢さまことば速修講座』もぜひ読みたい。

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2020年11月16日

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