【感想・ネタバレ】真昼に深夜子 1巻のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「願い事はなんだい?」

高校生の真昼ととりついた幽霊の真夜子がお互いそれぞれ願いを叶える為に神様からの指令を受けて、事件を解決して行くお話。
全2巻。

舞台は学校と、その周りというわりとこじんまりした世界観ですが、学校に通っている学生の話、と言う点ではこのぐらいが丁度いいんだなあと思います。
つて思いを諦めて逃げたその時に時間が止まってしまった深夜子。
本当の願いを自分で叶えるのが怖い真昼。
結局2人は神様パワーでお願いごとを叶えませんでした。
「伝えたい」という2人の願いが2人の力で叶った時、時間は動き出します。

でも元には戻らない。
そこがたまらなく、いい。

「願い事は何だい?」

願い事は2人とも、「お互いに生身で会いたい」と言うこと。
2人合わせて10分の初対面。
”生返りの願いは対象一人、時間は5分”という設定があるので、同時に願えば実はこの再会、2人で5分で終わりじゃないか?とか思いつつ、これは神様の粋なサービスなんだろう。(そうであって欲しいという邪推かな)
ここで2人は初めて一緒に走って抱き合って、別れたけど、本当はもうずっと一緒で、もっとずっと前から友達だったんだなあという素敵なシーンです。
一巻表紙で陰陽マークのようだった2人は2巻でしっかり肩を組んでます。
まさに真昼「に」深夜子。
わーわー怒って、フンガーフンガー泣いて(泣き顔描写が一番好きだ)、笑って、走り回ってる子らが皆いい子でえらいから、こっちも緩んだ涙腺で二重跳び。


「なんだってできるのよ これからどんなことだって」
「じゃあね!」

一所懸命って格好いいな。
ちゃんとさよならするって素敵だな。
2巻できっちりまとまった、久々にきもちいい疾走感のある漫画でした。
好きです。

0
2011年05月11日

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