【感想・ネタバレ】増補改訂版 京都謎解き街歩きのレビュー

浅井建爾

随一の展望地・京都タワー
高さはなぜ１３１mなのか？

「清水には『清水の舞台』が二つある」「『七福神めぐり』は京都から始まった」「『北大路通』があるのに、なぜ『南大路通』はない？」「駅伝の発祥の地は京都だった」……。
知れば知るほど奥深い千年の都・京都。街歩きがもっと楽しくなる謎の数々が満載！ 地図と照らし合わせながら読めば、きっと新しい京都に出会える。地図と地名に隠された京都の謎を読み解く！

【目次】
第一章 これだけ知っていると、京都の街歩きが楽しくなる
第二章 京都の謎を読み解く
第三章 京都八百八寺の謎
第四章 京都にはなぜ「対」が多い？
第五章 地名から分かる京都の歴史
第六章 京都の名産品、伝統行事の謎

[ブクログ · ★★★★☆]

　京都の寺社仏閣などの観光地だけでなく、祭りや文化までを、歴史的な成り立ちを交えて説明しており、京都を歩く際に深みが増す内容であった。特に有名な観光地だけでなく、地元の人のみが知るちょっとした街角のマイナースポットなどの紹介もされており、実際に京都を歩いているような臨場感を味わえる本であった。ただ地図を見ながら読みたいところであったが、文中に地図の記載が少なかったところが少し残念に感じた。