あらすじ
金のために不当に売られ、幼いころから奴隷として人生を過ごしてきたリリー。
彼女にはなにひとつ自由はなく、あるのは傷だらけの心と身体だけ。
「私はいったい、なんのために生まれてきたんだろう──」
そんなリリーの前に現れたのは、国の騎士団長であるオルティスだった。
リリーはオルティスから「自由」と「優しさ」を与えられ、少しずつ傷を癒していく。
だが、彼には秘密がある。この国では"害獣"とされている「魔獣」と人間のハーフであった。
魔獣の血を持つ者と奴隷少女──。
決して交わることのなかったふたりがたどる運命とは…!?
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匿名
リリーがひどい仕打ちを受けているシーンはとても胸が痛みました。
昨今のニュースで子供が虐待を受けて命を落としたのを見て、その子達にも白銀の龍が助けてくれると良いな。
と思ってしまいました。
一話のシーンは物語の緩急をつけるための創作だと分かりつつも読んでいて辛かったです。
でも、その後のオルティスの優しさがこれからの物語を温かいものにしてくれる予感がします。