【感想・ネタバレ】宗教右派とフェミニズムのレビュー

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Posted by ブクログ

もともと本書出版のきっかけになったポリタスの配信はライブで見ていたし、それ以降もおふたりのTwitter(敢えて今の名前で呼びません)を追いかけていたので、時系列や名称などの事実を再確認する資料として読みはじめたのだけど‥
今更ながらここ何十年もとんでもない政治状況だったこと、それがまだ続いていることに改めてドン引きしている。いやダメだ。ドン引きしてる場合じゃない‥世間は今、芸能ニュースに翻弄されていて、そっちももの凄く重要だけど、だからこそ、ここでちゃんと踏ん張って仲間と繋いだ手を離さないよう、おかしい事はおかしいと言い続けないと。

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2023年10月04日

Posted by ブクログ

ここ30数年のジェンダー政策と右派の動きをざっと振り返れる。私的には、歴史の勉強するときの「資料集」とか「地図帳」としても使える本。しかし進行形で政治とジェンダー関連の状況、頭抱える状態な・・・まぁ細々とでも勉強して抵抗したいけどな。
しかし、右派勢力の左派に対する反論、マジでこれ本気で言ってんの??話が通じないではないか、とか素朴に思って怖いわなんか

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2023年09月27日

Posted by ブクログ

少しジェンダーを齧った気でいたが、ポリタスTVの視聴者同様、知らないことばかりの内容で衝撃だった。怒りを感じながら読まずにはいられなかった。
しっかり勉強して、情報をキャッチアップして、その情報を精査して、かつ「報道されない」事実にも心を向けないと、一部の人だけが進めたいとんでもない方向に、この国が進んでいることに気づけない。

伝統的な家族・家父長制礼賛、夫婦別姓を選択する」ことさえ叶わない、頓珍漢な少子化対策…。

未来の子どもたちに「あの令和の時代に生まれなくて良かった」と言ってもらえるように変えていかないといけないのでは、と感じる。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

ようやく読んだけど、今まで宗教右派がやってきたことがあまりにもひどいというか、女性のことは子どもを産む肉袋としか思ってないんだろうし、性的マイノリティの人たちのことはとことん透明化してこの社会に存在することを無視しようとしているということだけがひたすらに伝わったし、先の戦争に関する歴史を都合よく修正して海外に触れてまわっていたりと、本当になんてことをしていたんだ…と具合が悪くなった
日本国籍の成人男性以外を人間として扱う気がまるでない
文章自体は淡々と事実を述べているけど、それだけにひどさが際立つ。ここ30年弱で日本の男女平等や子どもたちへの教育が後退していったかを流れも含めて知ることができる

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2024年03月08日

Posted by ブクログ

独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
非常に優れた内容だと思いました。

一方で、タイトルがややミスリードな印象でした。「宗教右派」の話があまり前面に出ていなかったような気がするので、もう少し宗教団体にフォーカスした話も読んでみたいです。
どちらかというと、「伝統的家族観」を信奉する宗教団体が自らの団体を票田として右派政治勢力に食い込んできた、政治とジェンダー政策状況の日本戦後史(現在までを含む)、という感じでした。
以下、ちょっと思ったことを。

p61 ジェンダーフリーになると売春が肯定されてしまうからよろしくない、という主張について。もし、ジェンダーフリーになると売春を肯定するというのであれば、「男社会」での買春も当然批判されるべきなのですが、その点は宗教右派や保守政党はどう考えているのかな、なんて思いました。

p75 「日本文化を伝える」云々について。結局、今の日本の若者に、「日本の文化」が良いものだと思ってもらえていないことが問題のような気がしました。だいたいそういう文脈でお偉いさん方は「じゃあ愛国心教育をしよう」とか短絡的な発想をするんですが、それで押しつけたら余計逃げるに決まってるって・・・。今の日本って、国が若者を駒と思っているのに、一方的に若者に国を愛すことを求めるなんて、ジョークが過ぎます。

どんな人も、幸せに過ごせる日本社会になってほしいものです。

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2023年12月01日

Posted by ブクログ

基本的に既に知っている内容ながら,こうやってまとめて読んでみると,何と悍ましい事か…
安藤優子さんの『自民党の女性認識』と合わせて読むとその気持ち悪さが一層認識できると思う.
ただ,「宗教右派」と言う枠組みからはちょっとピントがずれてしまっていて残念.安藤優子さんの著書の方が寧ろ,宗教右派と自民党はじめ右派政治家,日本政府の連動を的確に描いていて,本書を読んだのち『自民党の女性認識』へと読み進めるのがオススメ.

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2023年11月21日

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