あらすじ
貿易ビジネスっておもしろい。中堅商社に入社した渡部君が、はじめて輸入取引を任されるところから、この本はスタートします。輸入商品の見つけ方、値引き方、銀行・税関・運送業者とのやりとり、国内の販売戦略、さらには日本国内からの輸出取引までを、渡部君の成長ストーリーとともにバッチリわかります。貿易実務が、これ一冊で完璧!商社マン、起業家、個人輸入者必読の書です。
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Posted by ブクログ
中堅商社に入社した新人社員が、先輩のお姉さん社員や、外部の貿易コンサルの人にアドバイスを受けながら、輸出入の一連の業務を実践で学んでいく、というストーリーになっている。
輸出入業務は、日本と相手先、双方の国の法規制が関係してくるため、法改正等の影響を受けやすい。このため、この本の内容が陳腐化することもあるし、この本だけを読んで貿易の全てが理解できるわけではないと思う。しかし、初めて貿易業務を知ろうという人が入門書として読むのはアリだと思う。
輸入編と輸出編の二部構成になっており、輸入編で貿易業務の概要、特に用語や取引形態などを、輸入の一連の流れを見ながらつかんでいき、輸出編では輸入業務では登場しない部分、信用状のチェックや外為法チェックなどの紹介を行っている。
会話形式になっているため、非常に読みやすいという特徴がある反面、事実が何だったかを後から読み返すのには難しい形式かもしれない。