あらすじ
東京で密かに運営される傭兵代理店に、藤堂浩志が訪れた。元刑事の彼は、ある殺人事件の犯人を追い傭兵部隊を渡り歩いていたのだった。事件はすでに時効だが、彼の帰国を待っていたかのように異常殺人が再発、謎の刺客が現われた!
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日本の傭兵団の活躍劇
元刑事の藤堂 浩志が傭兵代理店のサポートを受けながらミッションを遂行するお話。バードボイルド小説で全10巻の1巻目。続編シリーズが2編あります(新・傭兵代理店、傭兵代理店 改)。学生時代に黒豹シリーズ(門田泰明 著)というバードボイルド小説を読んでおり、タイトルからこれに似た路線の小説と思い読みました。この作品は黒豹ほど派手にドンパチしませんが、実際の世界情勢をうまく取り込みながら主人公 藤堂 浩志ら傭兵の活躍を楽しめます。情景をイメージしながら楽しく読める一方、読み終えた後の充実感からすぐに続刊に手を伸ばしにくい作品です。
Posted by ブクログ
久しぶりに読み返しました。
結構、一冊の中で展開が早いというか
次から次へと、場面が移り変わっていくのが
心地よかったりしました。
まぁ、日本では生半可な気持ちでは
こういう組織は運営できないでしょうね。
ましてや、バ官僚ではもっと無理でしょうな。
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
Posted by ブクログ
感想
新傭兵代理店から読んだので、最初は刑事っぽいやつから始まったんだと新鮮な感じ。ハードボイルドカッコいいねぇ。
リベンジャーカッコいい!最後まで息つく暇もない展開だった。
あらすじ
藤堂浩司はフランス外人部隊を出て、15年間傭兵業を勤めて日本に帰ってきた。藤堂は元刑事で一家が惨殺された事件を追っていた。自分が刑事時代に冤罪の疑いをかけられ、犯人を探すためにフランスに渡ったのだった。
捜査を進めるうちに15年前と同じ手口の事件が起きたこと、自分が銃で襲撃されたこと、当時の指揮を取っていた一課長が殺害されていたことが分かる。その影に当時の藤堂を糾弾した管理官だった景山という男が浮かび上がる。今は商社の社長をしているようだが、実態は武器と麻薬の密輸をしていることを突き止める。
藤堂は景山の背後に政治家の鬼胴の存在を察知する。鬼胴は防衛庁を意のままにし、私説部隊までも持つ。藤堂はフィリピンの武器密輸を潰し、防衛庁の私設部隊も潰して鬼胴を追い詰めて行くが、美香が攫われる。美香は鬼胴の妾の子供だった。
追い詰められた鬼胴は、外国で偽装死を装う。藤堂はマレーシアに飛び、鬼胴がミャンマーにいることを突き止める。ミャンマーの基地を襲撃し、鬼胴を逮捕するが、襲撃にあい、鬼胴は殺される。鬼胴を殺したのは昔の刑事時代の相棒の片桐だった。片桐は美香を誘拐し、藤堂を誘き寄せ、対決する。
Posted by ブクログ
ノンストップ・ミリタリーアクション、傭兵もの。
面白かった。
一冊の本の中に、こんなにたくさんのエピソードを突っ込めるのか?というぐらいに、日本人の、元警官の、冤罪被害者の、傭兵の.....しかも登場人物にも、一枚、二枚、三枚と裏があり、次々と繰り出されるその走りっぱなしの展開について行くのが精一杯になる。
面白かった。
どの順番で読んでいけば良いのかな?
これから読んでいくのが楽しみだ。
Posted by ブクログ
戦闘あり推理あり恋愛ありのてんこりがジェットコースターで進む。
読み終わった今は、映画館でアクション映画を見終ったあと、ふーっと一息ついて「ああ、おもしろかった(^_^)」っていうあの時と同じかんじ。
Posted by ブクログ
08月-18。3.5点。
元刑事で傭兵の主人公。殺人犯の疑いをかけられ、退職し傭兵に。久しぶりに帰国すると、かつての事件が動き出す。。
スピード感あり、面白かった。傭兵の知識も無理なく入ってくる。次作も期待。
Posted by ブクログ
話の舞台がほとんど東京なのに、ちゃんと傭兵ものとして成り立っているのが楽しいですね。
銃撃シーンもしっかりありますし、主人公が元刑事という設定を活かした、捜査シーンなんかもあり、サービス満点な感じです。
主人公一人をスーパーマン的に書いていないところも好印象でした。