【感想・ネタバレ】メンタル激よわだった元陸上自衛官が教える病まない自分のつくりかたのレビュー

あらすじ

病まない自分をつくるライフハック&メンタル回復法でストレス社会を生き抜く!

自衛隊高校に戦車乗り、コロナ渦の自衛隊病院を乗りこえた著者が、誰にでもできる「前を向いて楽に生きていける」コツを解説。

毎日生きづらい、人間関係がうまくいかない、ちょっとしたことで不安になってしまう…そんなあなたが優しいままで、自分を大切にしながら強くなれる方法がここにあります。

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Posted by ブクログ

☆精神/身体に不調を感じている方は、本を手に取る前に病院へ行きましょう! そこでお医者様の指示に従って薬を飲み、治療に努めてください。

☆自身の病状や環境要因に、明確な解決方法がある段階で読んだ方が良い! 解決の兆しがない時には読んじゃダメ。

=本書は【元気な人】が「心が元気になりそうな習慣って何かあるかな〜」と思って片手間に手に取る本

という前提があると感じました。その上で読むと、参考になる点はいくつかあります。

【良い点】
・絶対に達成する目標と、いつか叶えたい目標を立てる話があったこと。「最低限やるべきことをやってれば大丈夫」という気持ちになれる。

・陽の光を浴びる、音楽を聴く、といった気分転換を丁寧に勧めている点。元々衛生兵をやっていた方でもあるので、説明は論理的。

・熱血。とにかく熱血。本書によって人を助けたい気持ちはとにかく伝わってくる。「俺がいるから一人じゃない!!!」と本から叫び声が聞こえる。読んでいくうちに、確かにそんな気がしてくる。


【悪い点】
・孤独が最大の不幸な状態である、と書いている点。(筆者は本を通じて「貴方には俺がいるから一人じゃない!」といったことを伝えてくれていますが。。。)

・パワハラ、モラハラを受けた側としての視点がない点。

・筆者には心から信頼できる仲間が大勢いて、孤立経験がない点。

筆者は大変立派な方です。

過酷な状況で生きてきた人間として、メンタルケアを自分の努力で解決する方法を書いている、という印象を受けました。前提として、この方は強い人です。人間関係で悩み、虐げられる側ではありません。

自分にとって必要のない言葉(ハラスメント)は流す、その場から離れる、気にしないetcことを前提として書いていますので、それができないで困ってる人には参考になる点が少ないです。

何らかの事情で虐げられる側にある方が、この本を手に取ると、かなり違和感があるのではないでしょうか。

ですので、この本を読む前に病院にかかり、具体的な解決手段を得た後に読むのがオススメです。

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2025年02月08日

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