あらすじ
教員七年目,松本サリン事件の現場から近い県下屈指の名門高に転勤した著者が生徒たちと模索した教育実践,歴史総合の授業を充実させるための作戦(方法)を経て,学習指導要領の内容とはかなり異なる授業プラン,「世界史の学び方一〇のテーゼ」まで.国民国家とは何かを掘り下げ,世界史とは何かを探究し,自分を磨く特別授業.
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Posted by ブクログ
本書を読んで、歴史は暗記するものではなく、過去の事件から「なぜ起きたのか」という因果関係を考え、今につながる教訓を見つけるものだと感じた。
一つの情報だけで判断せず、複数の情報や異なる立場から物事を見ること。当時の価値観や環境を理解し、現在の基準だけで過去の人を簡単に裁かないこと。そして、自分自身も歴史の一部になること。
「過去の残虐な行為を知っているだけでは抑止力にならない」という言葉が特に印象に残った。
歴史を学ぶことは、過去の失敗を知るだけではない。その背景や判断のプロセスを知り、未知の出来事に向き合う力を養うことなのだと思う。
これからは、何事にも「なぜ?」と問い、自分の無知を自覚しながら、簡単に人を裁かないようにしたい。