あらすじ
推しが燃えた。ファンを殴ったらしい――。第164回芥川賞受賞、世代も国境も超えた大ベストセラー、待望の文庫化! 解説=金原ひとみ
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Posted by ブクログ
同じように推しを持つ身として、こんなにも情緒を乱される作品を未読だったことに震えています。
この作品の良いところは推しが何故ファンを殴ったのか、最後まで明かされないところだと思います。
どれだけ一途に、真摯に推しを愛したところであかりは推しの特別にはなれないし、日常は変わらず続いていく。これがとても残酷で、だけどリアルな推しとの向き合い方のような気がします。
とにかく、しばらく引きずってしまう内容でしたね。
面白かった…!
Posted by ブクログ
文章表現が秀逸だった。推しが居ることは生活の背骨であるという伏線から、推しが居なくなることでラストの四つ這いに繋がるという文章構造が天晴れだった。推しへの依存が自己構造なのだと。
アイドルも、おたくも必読な本
推しが存在したことも燃えたこともある身からすると、主人公の思いも行動もリアルで心抉れました。 推し活とは推しに自分を重ね託すことで、どうしようもない自分の生活が救われ、承認欲求が満たされる行為です。誰かのために生きるという観点からすると、子供や親や恋人のために仕事・生活を頑張ることと同義です。主人公の行き過ぎた推しへの想いや熱度を私は愛しいと感じました。
そして、自分の全てをかけ生きる糧としたファンがいたことが上野真幸にも伝わっていればいいとも思ってしまいました。
誰かを推したこと、推されたことがある全ての人に読んでほしい作品です。
生きていく意味を失ったあかりが次の生きる糧を見つけられることを願わずにはいられないです。
Posted by ブクログ
作者当時19歳でこんな大ヒットかましたのか。
その背景を知って読み始めると、確かに斬新な若者だからわかる・作れた作品と感じた。
そして読み手が あーなんかわかるその感覚 という表現を出すのが上手い。
"働け、働けって。できないんだよ。病院で言われたの知らないの。あたし普通じゃないんだよ。"
"またそのせいにするんだ"
精神的な問題って本人も周りも正直ほぼ等しい重みで辛いと思う。
多くは日常で人間が感じうるストレスへの耐性の閾値が低いことが引き金となるとわたしは考えている。だからこそ、その当事者の気持ちだって少なからずわかったり、日々感じていたり、なんならその当事者によって感じさせられたことだってあるのに あなたにわかるはずがない と言われるのは不本意。さらにはそんな当事者を少しでも批判することが悪とされ許されない現状も。
Posted by ブクログ
推し活をして急に飽きた身で読むと(やめなよ……担降りしたら何も残らないよ……)と思いながらずっと読んでたけど推しが引退して終わってしまったのでため息しか出ない
高校中退はやりすぎだし女子高生一人暮らしは危なすぎると思うんだよな