【感想・ネタバレ】脱優等生のススメのレビュー

あらすじ

やりたいことで、やる価値があることなら、やらない理由がない。日本の旧弊な教育が強いる点数かせぎの罠を脱して、自分の「好き」を追求しよう! 山形県・鶴岡の地で次世代のイノベーターを数多く輩出する慶應大先端研の初代所長が説く「脱優等生」的生き方。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この本の中で一番心に残ったのは「金メダルを取りたければ自分で種目を作れ」というフレーズ。
自分はどちらかと言うと「平均的な優等生」タイプで、一点特化天才型の人のことが羨ましくてしかたなかった。
「自分らしく生きればいい」と言われても、頭ではわかっていても、自分も何か一つぐらい1位を取りたいという欲望は消えなくて、ずっと悶々として過ごしていた。
でも、この本を読み終えて、「自分らしく生きる」のは1位になることを諦めることではなくて、1位になれる場所を見つけるということだったんだなと思ってすごく腑に落ちたし、これからの人生もっと楽しく生きようと思えた。

筆者の人は生物学者だからか、根性論とかではなく淡々と論理立てて自分の考え「脱優等生のすすめ」を説明してくれていて、それでいて一辺倒に正論を振りかざすという訳でもなく、さまざまな事情に想いをめぐらせたうえで意見を述べられていて、説得力を感じた。

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2024年12月21日

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