あらすじ
ダイヤにない時間に来る地下鉄、死者の声が聞こえるマンホール……。それはすべて、あの世への入り口。高校生の石津南美は、そりの合わない家族やクラスメイトに囲まれながら、退屈な毎日を送っていた。そんな時、南美は黒塚亜莉沙という美しい少女と出会う。二人はすぐに打ち解けるが、ある日亜莉沙は、異形の者がひしめく電車に乗り込み、南美の目の前で何処かに消えてしまった。南美は、亜莉沙を救い出すことを誓うが――。異界に通じる場所「ヨモツヒラサカ」の秘密を追う、傑作ホラー小説! 文庫オリジナル。
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Posted by ブクログ
狭間列車/地下より呼ぶ声/影法師/映る影/
地下の先へ/怪談都市ヨモツヒラサカ/怪談都市からの帰路
異界へ通じる場所…… 友を探して入り込む南美
不思議な世界と不思議な人に出会う時
Posted by ブクログ
一気に読み終わった。
ライトな怪談。
都市伝説ってわりと好きなので色々考えさせられた。
都市伝説はどこからはじまるのか、それって誰か始祖がいるわけで、そこから拡散されていく都市伝説について考えてしまう。悪意があって拡散されたらそれは怪異になってしまうのかどうかとか。ワタシは実話怪談がたいそう好きだけども、都市伝説と言われている怪異も世の中にはめっちゃあると思う。神隠しとか。
この小説はヨモツヒラサカという名前の異界のはなしだったわけで、異界好きとしても楽しめた。
異界から帰ったひとは記憶が曖昧になるのかどうかも知りたいなと思ってきた。