あらすじ
ギャンブル依存によって人生の危機に陥った人々のルポを中心に、日本がギャンブル大国になった背景と共に様々な社会問題を考える。
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Posted by ブクログ
6つの実話エピソードがリアルで秀逸。
自分自身はギャンブルはやらんので、IRとか関心なかったが、ギャンブル依存の様々な代償は社会全体で負うことになるという著者の言葉には衝かれるところがあった。
Posted by ブクログ
ギャンブル依存に陥った方々のエピソードからみる依存症問題。昔の日本の絵巻を見ても博打しているところが描かれているから最近に始まった話でもない気もするがパチンコやオンラインカジノといった回数無制限(一応パチンコ屋には閉店時間があるけど)なのが拍車をかけている様に思える。
刑事になった人や元々の地頭が凄く良い不良青年等人選が少し濃い。大体の人の話で親達が借金を肩代わりしてチャラになっていたが問題の先送りで解決していない事が分かる。お互いに乗り越えた夫婦もいるけど発覚した場合は離縁&入院のうえ絶対に金銭問題には関与しないのが吉と思われる。
Posted by ブクログ
タイトル通り、ギャンブルに依存してしまった経験者に深いインタビューをした書籍。
昔であれば一般人には遠い存在であったギャンブル。しかしインターネットが普及しスマートフォンが普及したことで、世界中の距離が短くなったと同時に、ギャンブル地獄の扉も近くなってしまった。
今の時代だからこその悩みになるんだろう。僕も一通りギャンブル経験はしてるか、若い頃にスマートフォンがあれば、もしかしたら闇カジノとかゲーム課金とかはまってしまったかもしれない。接触が早ければ早いほど、のめり込む確率が高くなるからだ。
統合型リゾート・インバウンドの美名のもとに、カジノを作ることに前のめりな人たちがいる。甚だ疑問だ。パチンコ・競馬に代表されるようなギャンブルに対する違和感を持たない日本。その国民性から見ると、しっかりした教育や対策を練らない限り、カジノを実際に作るのは非常に危険であると思う。
現在のギャンブル事情、スマートフォンを使ったオンラインカジノを実際にみききし、非常に怖いものだという認識を持った。義務教育の教材にしてもいい本だと思う。