あらすじ
近年「ウェルビーイング」というキーワードが注目されている。単なる「幸福」という考えではなく、心身が健康で社会的にも満たされている状態をあらわす。そして、ウェルビーイングを支えるファクターとして、「お金」の問題は小さくない。従来のお金の本は、増やすことや削ることばかりをテーマとしてきたが、そこにある「本人の喜び」や「幸福度」はおざなりにされてきた。「たくさんお金があるから幸せ」「未来のお金の不安は、『見える化』と『適切な理解』で霧のように消え失せる」「現在のお金の不安は、消費スタイルの見直しでかなり減らすことができる」「同じ年収でも、人より幸せを増やし、同じ年金額で、人より楽しく生きていくことができる」そう断言する〈お金と幸せについて考えるFP〉が、年収が変わらなくても幸せを増やす新しいお金との距離感、発想の転換を提言する。
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Posted by ブクログ
新書であり、文字も大きく、非常に読みやすかったです。
本書では、お金の使い方を通して、日々の暮らしの中で幸福感を向上させるヒントが満載でした。
本書を読んで、著者の一番言いたかったことだと思ったのは、「経済的不安について、やみくもに不安がるのではなく、年金制度や投資に対する正しい知識を身につけることにより、計画的な投資計画や貯蓄計画を立てるべきである。そうすることにより、お金を使う時に、より幸福感を得られることができる。」ということでした。
また、「いつまで働くのか、イメージを持ちましょう。」との著者の言葉が、私的には非常に刺さりました。
私自身、まだ、はっきりと決断できていないからです。今の職場を退職してから、本当にやりたいことは何なのか?
これから、じっくりと考えていきたいです。