【感想・ネタバレ】今を生きる思想 ジャン=ジャック・ルソー 「いま、ここ」を問いなおすのレビュー

あらすじ

シリーズ「今を生きる思想」。

人民主権、近代民主主義の提唱者とされる思想家・ルソー。
そのラディカルな思考は近代の枠組みに大きな影響を与えた。
民主主義が機能不全に陥り、私たちの社会は閉塞感に覆われている。
行き詰まった近代社会を問い直すには、近代を準備した異端の思想家・ルソーに今こそ立ち返るべきだ。

『社会契約論』『人間不平等起源論』『エミール』『告白』……。
ジャンルを横断して刺激的な論考を残したルソー、そのラディカルな思想の核心。

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Posted by ブクログ

社会契約論の話を耳にして、非常に興味を持ったのでaudiobookを探したらルソーに関してはこれしかなかったので聞いてみた本。私のスタート地点とは別軸の話だった。
ジャンジャックルソーの生い立ち、彼の歴史、その頃の世の中の動き、背景をもとに何故彼の作品が生まれ、話題となったのかが非常に分かりやすく記してある。
本当は社会契約論について知りたかったので、私の希望している情報は1%にも満たなかったが、そんな私でもルソーがどれほど特異で壮大で奇妙な人物であるかが理解できた
彼の本の読み方についても理解できたとおもう。そういう意味では、社会契約論を知る前にこの本を聞くことが出来て本当に良かったと思った

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

オーディオブックで聞きました!彼多才だよねー。でも子どもを次々孤児院に捨ててしまう奇行はなんとも…。

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

生と思想を結びつけつつ、ルソーの哲学を中心的諸作品を網羅して解説を行っている。そして、一般的な研究成果を網羅しているというらしいが、参考文献表は複雑になるため、省略されている。

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2023年12月06日

Posted by ブクログ

ジャン=ジャック・ルソー 
桑瀬章ニ郎 講談社

随分と激しい道のりの人生を選んできたものだと感心する
捨て子同然の状態にありながら
冒険の旅と独学であらゆることに学び
音楽にのめり込み文学や政治や哲学に秀で
何事も宇宙の真髄から掘り起こして考えるところに共感を覚える
貴族のご婦人と出合うことから社会と繋がりを持ち
怯むことなく果敢に挑戦していく
形振りかまわず凄まじい生命力である

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2023年10月25日

Posted by ブクログ

学生の頃に教授から読めと言われ数冊読んだ事があるだけであったことを恥じた。
二十歳そこそこではやはり理解が足りていなかった、と思わせてくれた本書。
ルソーの背景をわかりやすく記してあり、「だからあんな内容になったのか」と気づかせてくれる。
P129から、かるーく何を読んだらいいか書かれている。
著者によれば数年であってもルソー研究も変化するらしい。興味がある方は早めに読まれた方がいいだろう。

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2023年09月05日

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