あらすじ
数多くの作品を生み出した岡村えり子の名作をジャンル別に再編集。おとなの恋愛、不倫、虐待…など、女性の心情を真正面から描く。
思えば…新婚旅行から帰ったあの日から違和感を感じていた。最初は母親を大事にするやさしい人と思っていたけど……あなたはどうして私と結婚したの? あなたの妻は私なの? それとも…お義母さんなの? 不信感を募らせる嫁に義母はある告白をする――!
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匿名
分からない…。
表紙イラストやあらすじでだいたいの予想が出来るストーリーだったけど、何度読んでも親子の気持ちが分からない。
一人息子で頭も良くて一流会社にも勤務出来て、母親からしたら仕事一筋だった夫への愛情はお腹を痛めて産んだ我が子を可愛がるのは当たり前だろうけど。
こういった近親相姦類いの内容の母と息子では、母親はお見合いを薦めたくないだろうし、息子も母親を愛しているならお見合いをしないだろうから、何故ヒロインと結婚までしたのかずっと謎でしたが。
この親子の近親相姦ってのはそういう関係ではなくてそれに近い関係って事みたいですね。
後に母親が涙ながら嫁に話していたけど、こういった息子との親しすぎる仲になった原因が、中学生まで母親が息子の体を風呂場で洗ってやっていた…と。
その時に息子が思春期のせいか母親のせいか分からないけど、息子がお風呂場で○精してしまったことから、息子が開き直って母親に二十歳まで風呂場で体を洗わせていた…と母親は告白したけど、この場面の息子の気持ちが良く分からなかった。
息子が母親を愛してるけど親子だから関係できないからのジレンマで母親に洗わせていたのか、当時母親に見られてしまった事をずっと恥じてるから罰として言うことを聞かせていたのか…。
嫁としても辛いですよね。夫の芯の顔を見てしまったし、これからも夫婦としてやっていけるのか分からないし、子供ができても果たしてこの母親に任せて良いのかなど。
母親が謝っていたとおり、この母親が悪い。そして息子も悪い。
親子同士の仲を壊したくなかったら死ぬまで他人を入れず二人の世界で生きないと。近親相姦はダメだけど。