あらすじ
これは便利!! 手元のスマホやタブレットに電子版を入れておけば、どんな仏像に出会ったときにも、おがむときにも、すぐに目の前の仏像が検索でき、より深い知識と興味が得られます!
仏像はやせたり太ったりする! 仏像たちにもソシキがあった!?
日本だけにうまれた、つくるヒト、ブッシのひみつ!
累計13万部。新たな「ひみつ」を加えた伝説の仏像本、完全版です。
この本は「伝説の仏像本」になるだろう。
いままで、誰もがする、してしまうような本作りをしなかった。
それがこの本の画期的なところになった。
――南伸坊さん(朝日新聞書評)
これでスッキリ! 仏像早覚え最強マニュアル。
いくたあまたの仏像解説書では身につかなかった基礎知識が、スンナリと身体に入ってゆくのだ。
<最強の仏像本>と、私は呼びたい。
――柴門ふみさん(週刊文春書評)
名前も知らない、初めて見る仏像でも、それを観察し、考えるための手がかりが、自分の中にできる。
ほんとうの「わかる」へと導いてくれる本。
仏像から始まって、仏教、日本文化、そして人間へ。
いつの間にか広く、遠くまでを見晴らせる、展望台へと導いてくれる。
――橋本麻里さん
この本では、仏像のひみつの基本中の基本からお話をはじめて、やがてだんだんと、仏像の世界の奥深いところや、仏像のまわりにひろがる霧みたいな中にも、ふみこんでみたいと思います。
この本を、いつでもそばに置いていただけるなら、お寺や博物館で仏像に出会い、鑑賞するのが、そして仏像のことを考えるのが、とても楽しくなるのを約束します。(「はじめに」より)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
バラカンさんのポッドキャストを遡って聞いてたら、ゲストの山本勉先生のお話が面白かったので、読んでみた。
如来と菩薩と明王と天の違いなんて、基礎の基礎だけど、全くもって分かっていなかったから、それが分かっただけでもちょっと楽しい。身につけているもののことも知らなかったことばかり。素材のこと、どうやって造られているのか、姿形の変遷から歴史や世界が見えたりするのも面白い。
こうやって知識があったら、仏像を見るの、おもしろそうだから、お寺や博物館に行くときは、これで予習をしていきたい。
Posted by ブクログ
仏像のひみつを楽しくわかりやすく知ることができ、とても充実した読書の時間となりました。
著者様のあとがきにもホロリしました。
もっと仏像の事が知りたくなりました(^ ^)
Posted by ブクログ
通勤時間があっという間に感じられる、とても楽しい本だった。もともとは子ども向けの展覧会の内容を書籍化したものとその続編をまとめ、さらに新たな章を加えて「完本」と称している。
子ども向けだっただけに書き振りは平易だが、内容はかなり奥深いところにまで食い込んできている。個人的には、新たに加筆され、著者の専門でもある仏師のパートがおもしろかった。
写真が美しく、四色刷りなのもありがたい。そして、川口澄子さんのイラストがこれまた秀逸である。
ベースが子ども向けだからか、ちょいちょい使われるカタカナ表記がオジサンの私には読みにくく、そこだけ残念。でもきっと読み返すに違いない。いい買い物をした。