【感想・ネタバレ】いい子のあくびのレビュー

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Posted by ブクログ

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割に合わないことばかり。ほんと、なんで私ばっかり道譲ってんだろう?って思うことばかり。なんで私ばっかり残業してるんだろう?なんで私ばっかり仕事押し付けられてるんだろう?私は仕事こなすの遅いから仕方ないかな、とちょっぴり思うけど、やっぱりそもそもの原因は違うところにあるんじゃない?とか。
私も八方美人で、いい顔しながら悪態つく人なので笑、共感しかなかったです。そんなに◯ねとは言ってない…はず。

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2024年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

共感の塊すぎる。先生の前でも、親の前でも、友達の前でも、先輩の前でも、バイト先の上司の前でも、たとえ誰かに見られていなくても、「いい子」なんだから、駅で人にぶつかるくらい許せよって思っちゃう。歩きスマホしてる人なんて言語道断。自分のために「いい子」になってるくせに、そのイライラは他人にぶつけちゃう。それが自分を助けてくれる時もあれば、苦しめる時もある。
相手の気持ち考えずに人の話聞くのは無理ってのもほんとに共感。聞いてる時は「あ、今この質問したら話途切れずに相手の機嫌取れるな」とか「今ここで目線逸らしたら相手気分悪くなるだろうな」、「よし、笑うなら今このタイミングだ!」って考えながら人の話聞いてるの自分だけ?笑 だから望海の前での「直子」は「望海専用の直子」で、圭さんの前での「直子」は「圭さん専用の直子」だなって思ったし、なんかそんな自分が言語化できて嬉しい。自分もあるグループでは優等生、あるグループではちょっと抜けてる天然、あるグループの前ではいい子ぶってる実際は口の悪い子。その時は演じてる気はしないけど、1人になるとふと思い出して鼻で笑う時もあれば、やんなきゃ良かったとか思う時もある。とにかく共感しすぎて「あれ、私、直子だったっけ…?」ってなった笑
これたまに読み返したい。「いい子」でいる自分へのご褒美みたいな感じで。
これ読んだことは友達とか家族とかには絶対内緒。じゃないと今まで私が積み上げてきた19年間の「いい子」が崩れちゃうから。絶対教えてやんない。

捻くれた自分を正当化したいわけじゃないけど、
この本めっちゃ寄り添ってくれる。

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2024年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高瀬隼子さんの作品は本当に面白い。そして一番共感できる。
作品に出てくる主人公と自分がとてもよく重なる。とくに良い子のあくびには読んでてその考え方と感情にずっと共感してた。歩きスマホとかわかる、私もたまに絶対に避けるもんかって思うことある。ムカつくよね、あいつら。
けど主人公は世界に対して、他人に対して私以上に辛辣で穿った見方をして斜に構えて諦めてクサクサしてる感じに私はまだマシと思わせてくれて、でもこんなこと思うのやっぱすごい似てるって思う。頭の中でたくさん考えてる感じとか頭の中ではすごい口悪いのとか自分がこんなに考えてるから他人も同じくらい考えてるみたいなことにも気づかせてくれる。いつも頭の中で何かしら考えていたり話しているのは自分ぐらいでなんでこんなズブズブとドロドロしたこと考えてるんだろうと思うことがあるから似たような感情や思いをもってる女性がいることに(物語の中であれ)救われる。この本に共感する女性が多くいますように、と思う。
自分が日常的に外に対し明るい人間だから本で暗い感情をよく噛んで味わえることが心地よい。自分の根が明るいのか暗いのかなんてそれもどっちが本当の私かわからないけど。作品でも出てくる言葉、「心がふたつあるんじゃないかと思う」本当に思う。私は人によって自分が違くて、だから私は何人もいる。ある物事に対して本当に心から素敵だと思う一方で本当に心から気持ち悪いと思う、なんてことはたくさんある。

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2024年04月13日

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