【感想・ネタバレ】アナログのレビュー

あらすじ

手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟は、ある日自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で謎めいた女性・みゆきと出会う。自分と似たような価値観を持つ彼女に徐々に惹かれていく悟。意を決して連絡先を聞くも、「お互いに、会いたい気持ちがあれば会えますよ」と言われ、連絡先は交換せず、毎週木曜日ピアノで会う約束を交わす。会える時間を大切にして、ゆっくりと関係を深めていく2人。しかし、突然彼女はピアノに現れなくなってしまい……。毎週同じ日、同じ場所で会う約束。時代に逆らうような“アナログ”な関係を描く、珠玉の恋愛小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

主人公の友人達の暖かさが目に沁みた。
羨ましかった。男の人から見た恋愛話は儚く美しい。でも内容はバッドエンドではないが切ない。
映画を先観てしまったが、、、
秋の読書にはお似合いな一冊だと感じた。

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

たけしの恋愛小説か…なんだかなぁ。
本屋で見かけてはいたけど、手に取ることは無かった。しかし10/6より映画化されるという情報を知り、メルカリで格安購入して読んでみた。(映画の主役は元・嵐の二宮和也、僕のお気に入りの波瑠のふたりだ。)

たけしが書いたのか、これ?そんな印象で読み始めた。浅い知識で恐縮だが、北野映画の印象が強いので『バイオレンス要素ゼロ』なビートたけしの小説は新鮮だった。

主人公の彼女はスマホを持っていない。ケータイを持たずに付き合いはじめた2人が、突然会えなくなり、ストーリーが後半に大きな展開を迎える。あ、ちょっとやられた…という感じで思わず泣かされました。小説を未読でも、映画を観るご予定の方は、ぜひ読まずに映画を鑑賞した方がたぶんいいかも。ちなみに小説は200ページ足らずですから、1日くらいで読めます。

また、小説では主人公を友人たちが様々なジョーク(下ネタも)でからかうシーンが多いが、このあたりも映画でどう描かれるのか、ちょっと楽しみだなぁ。

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2025年03月07日

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悟の、理屈ではない母への慕情に胸があつくなった。そして、悟の友人たちもまた、不器用ながらも家族や仲間を無条件に守ろうとする姿にも涙が出た。わたしは、こんな風に家族と、大切な人と必死に向き合えるだろうかと考えた。

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2025年02月24日

Posted by ブクログ

直球な恋愛小説で面白かったです。あと友達の通常の会話が漫才みたいで面白かった!アナログな関係にも憧れます。

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2024年09月23日

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連絡先も知らずに、ただ同じ店に同じ時間に来る男女が惹かれ合う。
今すぐに連絡が取れる現代に生きているととても新鮮で美しく思う。
分からないから想像する、相手のことも今何しているかも。
そしてすぐに連絡出来ないから次に会った時、この話をしようとか会えない時間も幸せに変わっていくように思う。
そんな素敵な物語だった。

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2024年09月13日

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インターネットが発達した現代だからこそ大切にしたいことが散りばめられている素敵な小説でした。
終盤の怒涛の展開はあっという間に読み進めることができました。

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2024年09月04日

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ネタバレ

最後の20ページが怒涛の展開。悟のことが一気にかっこよく見えた。愛は素晴らしい。自分の生涯をかけた最大プロジェクトだと言えるか。

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2024年03月06日

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世界観10/10点(直木賞を取る作家レベルの構成ではないと思うが私は大好き!読後温かい気持ちになった、私が男だからか?)
惹き込まれ10/10点(たけしの口調でスッと頭に入る)
キャラクター10/10点(悟、みゆきと仲間達がみんな温かい)
読みやすさ10/10点(笑いが散りばめてあり読みやすい)

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2024年02月07日

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映画化されたことを知らずに読み始めました。40歳を前にして、こんな純で不器用で一途な恋愛があるのかとちょっと疑いながらも、主人公や彼のことを支える友2人に引き込まれていきました。
読み終えた後、映画の予告編を観て、主人公二宮和也の表情や幾多りらの主題歌にぐっと胸が熱くなりました。ビートたけしさんの作品の幅の広さに感動です。

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2024年02月25日

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ビートたけし感が全面に出ていて面白かった。
読み終えた後、実写版映画も観ましたが原作→映画の順番でよかったなと思った。

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2025年06月19日

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主人公悟、友達の高木、山下、木曜にピアノで会うみゆき、それぞれのキャラが非常によく、北野武らしいコミカルな会話が心地よい。映画化されたので
なんとなくストーリー聞いたことあるな、と思った。ラストが結局みゆきが交通事故にあってピアノに来られなかったというありきたりであったため1点減点した。

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2025年05月06日

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著者の名前が目立ちすぎてしまいそうなので、あえて他の人の本と並行しながら読みました。
邦画映えしそうな作品だなというのが率直な感想。
情報が溢れて騒がしいご時世、こうした温かみのある賑やかさや静けさが心地よい作品でした。

とはいえ
作中の母の描写の熱量をみて
やはりたけしさん、と思ってしまったことは否定できません。

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2024年12月25日

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ビートたけしさん原作なので、気になって読んでみました。
携帯でのやり取りが必須な時代に、携帯でのやり取りはせず、毎週木曜日に喫茶店で待ち合わせするというのが、とても新鮮に感じました。
ストーリー的には良かったのですが、主人公の友達との会話がやや下品であったところが、ちょっと残念なポイントかなと。
も映画化されたのを観たら、そのところが表現されてなく、正直映画のほうが原作よりも良かったです。

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2024年12月15日

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清々しかった
プロの漫才師が力込めて書く、おもしろ話はさすが!面白い。
そして、アナログだからこそ近づいた2人の姿
応援したくなった。
僕はこの物語好きです。

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2024年12月15日

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悟とみゆきのラブストーリーよりも、悟と高木と山下の3人の友情がとてもいいなぁと思いました。素敵なお話でした。

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2024年08月02日

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出来すぎた話かもしれませんが、読み終えて、今良い気持ちです。もう少し何かあってもいいのかもしれませんが、この位がちょうど良い感じなのかも知れません。

追記
映画、見ました。
小説に負けてない、良い映画だと思いました。ラストは少し出来過ぎですが、誰もが望む終わり方ですね。
もう一度、小説を読みたいと思いました。

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2024年04月14日

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純愛と友情と家族愛に包まれた話。

ここまで損得感情なしに友達のために動くことができるのか、友達のために泣くことができるのか。こんなにステレオタイプの上司しか出てこないのか。友達との会話はつい笑ってしまったけど、そこまで何度もお笑いのやり取りは必要なのか。と、ふと冷静に見ている自分がいて入り込めなかった。

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2025年05月31日

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話としては面白かったけれど、友人の掛け合いの部分がホントにいるか?と思えてしまった。笑いの要素を入れたかったんだろうけど、余計な気がする。

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2025年03月28日

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【2025年26冊目】
デザイナーである水島悟が出会ったのは、どこか品のある少し謎めいた女性、みゆきだった。水島自らが内装のデザインを手がけた喫茶店「ピアノ」で、毎週木曜日にデートをし始めた二人。連絡先は交換しないままの、正にアナログの付き合いだったが、二人は順調に距離を縮めていく。だが、水島が人生における大きな決断をした矢先から、彼女は「ピアノ」に来なくなってしまって…。

ビートたけしさんというと、血みどろでヤクザなイメージしかないので、映画化された本作を書いたという事実にちょっとビックリしました。そういう、そういう人の心とかあったんだ…笑

文体は比較的簡素で、すいすいと読める感じです。水島と友人達のやり取りが軽快に描かれているのは、自らの体験から来ているのかもしれませんね。

結末としては賛否両論わかれそうな気もしますが、映画で「みゆき」を演じられた波瑠さんは、イメージぴったりだなぁと思いました。

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2025年03月10日

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2000年前後の空気を纏った、ビートたけしによる令和の恋愛小説。普遍的な物語ではあるが、随所に光る情景描写と、そこにあるやさしさに胸が熱くなる。人のあたたかみを改めて感じさせられる素敵な物語だった。

アナログ。"区切られることなくゆるやかに止まることなく変化していく様"を表す言葉でもあるらしい。機械的なチャプターではなく、連続的に転がっていく人生を思わせてくれた。

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2025年02月22日

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ところどころ武節を感じてよかった。ビジネスカタカナバカヤローいいね。
デジタル批判のように見えて、実は周りに合わせなければならない風潮を批判した小説だと思う。
デジタルにもアナログにも良さはある、何を使うにも自分軸を持っていたいと思った。
なんでも相談できる友達がいるって人生の宝だね。いつでも損得勘定なしに動ける人間になれるといいな。武さんはほんとに人情溢れる人間なんだな。

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2025年02月15日

Posted by ブクログ

互いに惹かれ合う2人がスマホに頼らずに待ち合わせをする。
会える?会えない?いた!
の現代に逆行したアナログのドキドキ感、焦燥感が読んでいて良いなと思った。

個人的には主人公と男仲間2人との軽妙かつ馬鹿っぽい会話のやり取り、仲間想いな2人との友情話が好きだった。

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2024年12月14日

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ネタバレ

最後の展開が早く感じましたがハッピーエンドで終わってホッとしました笑
思ったよりまっすぐな恋愛ストーリーでした。
友達のとの会話はなんかリアルで共感ができたりしましたが恋愛のシーンはかなりロマンティックに描かれていてドキドキでした。

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2024年10月16日

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2人の恋愛模様は多く描かれていないけど、ほっこりする恋愛小説。現代と昔では恋愛の仕方は違うし、それぞれ良し悪しがあるけど、信頼という部分では昔の方がより重要だったし、そこに愛があるなと感じた。ギャグが多く著者らしい。

個人的に好きな文
幸せな気持ちになんて、大切なものが一つだけあればなれるものなのかもしれない。

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2024年08月13日

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ネタバレ

連絡先を交換しないまま、週に一度だけ会う。その設定には惹かれるものがあった。
お互いに会いたい気持ちがあれば会える。
確かに連絡先を知らない方が会えた時の喜びは大きいだろう。会える日がより待ち遠しくなるのならば、こんな恋があってもいいと思った。

それにしても悟は友人に恵まれたなぁ。こんなにいい友人たちはどこを探したってそうそういないだろう。
ところどころに入る下ネタがなければもっと良かったが、まあそれ込みでたけしさんなのだろう。

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2024年07月19日

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映画公開の前に予習で読みました。
ピュアなラブストーリーのくだりはわりとあっさりめで、お笑いのシーンがとても長かったように感じました。
二人に起こるのは悲劇でしたが、最後は二人にとって幸せな結末だったんだろうな。
友人の二人も、関西の島田さんもとてもいい人。悟は素敵な人たちに囲まれて幸せ者ですね。

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2024年06月20日

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最初、恋愛小説と聞いてあの「首」とかを作ってる人と本当に同じ人かと思った。でも、映画化もされたということで読んでみようと思ったのだ。
現代人において、スマホは欠かせない日常の一部となっているので、「スマホを持たない女性」というのは斬新な発想だなと思った。(活字離れにより紙媒体の本ですら消えつつあるというのに)
因みに、まだ映画は見ていない。(先に小説を読みたかったからだ。)
そんなに分厚くもないため、読書初心者にも読みやすいと思う。ただ、ビートたけしなだけあって高木と山下の下ネタがちょっと多かったから個人的にはジョークに笑えなかった。でも、普通の2人のやりとりはクスリと素直に笑える部分もあって面白かった。

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2024年05月30日

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ネタバレ

かつては、よくスマホなしで待ち合わせができていたものだと振り返る。

まったく、ビートたけし感がない。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

天才ビートたけしが、恋愛小説を書いたら...
【純愛作品が誕生した!】

お笑い以外にもフライデー襲撃事件、暴力的シーンが印象的な映画等々、破天荒で男らしいイメージが強いビートたけし。
そんな彼が満を辞して恋愛小説を書いたと知り即購入してから...積本となっていた本作にやっと手を伸ばした。

時代背景は現代でありながらアナログ主義な水島悟と美春みゆきの恋模様が書かれる。

ビートたけしが駆け抜けたであろう、昭和の古き良き恋愛を元にしたのだろうか。
現代と比較すると利便性に欠けて非効率なようにも感じてしまうが
恋愛や人間関係はそもそもオフラインの時間があるからこそ、より惹かれていく部分もあるよな。
と再認識させられる。

登場人物の情報が少なく感じた部分は否めないがタイトル通りアナログがテーマの作品であるので整合性は取れている。

小説の中で多々見られる友人や母とのやりとりは
ビートたけしについて調べると本人らしさがより感じられ、ありふれた恋愛小説とはまた少し違った印象になった。

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デザイナーの水島悟はある日、自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で謎めいた女性、みゆきと出会う。 似たような価値観を持つ彼女に徐々に惹かれていく悟。 意を決して連絡先を聞くも「お互いに会いたい気持ちがあれば会えますよ」と言われ、毎週木曜日にピアノで会う約束を交わす。

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2024年04月28日

Posted by ブクログ

秦の始皇帝の兵馬俑へいばよう 池袋から東武東上線の東松山まで行って とくしん得心した 母であり菩薩であり天使だった 新宿の末広亭 気合いが入った時の立川談志の「芝浜」はある部分狂気だとか 阿川佐和子 彼奴等肉体関係が良好だと思うか? 

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2024年04月17日

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