あらすじ
一帯一路構想のあくなき追及、日本の領海・領空に対する侵犯…。中国の政治戦に関する考え方と、中国の政治戦が引き起こしている米国および各国の国内・外の安全保障体制・態勢を大きく揺るがす弊害を、実例をあげて分析する。
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Posted by ブクログ
本のはじめに書いてある通り、「戦わずにして勝とう」する戦略
中国が上記の示した事をいかにどのようにやっているのかが書かれていてます。
心理戦やメディア、工作を行って、見えない部分でいかに影響を広げようしているのか理解できます。
さらにこれらの方法によってタイがいかに中国の影響受けているのかが、この本通じて自分ははじめて知りました。
台湾についても中国とのやりとりが非常によくまとまっていて、よくわかりますし
逆に台湾に戦争が起きる可能性は低いと理解できます。
(そうすると日本の防衛予算増やす意味とは?)
読むといろいろと繋がってくる本だと思います。
締めになぜこの本を読もうかと思ったのは巷に広がる中国脅威論や台湾有事など、冷静な分析を持って語れる専門家や政治家がほとんどいないと感じました。
このような分析を持って話せ無い限り、日本はますます自分の首絞めると思っております。
本は専門書で難しい所ありますが、このような本を読んで少しでも正しい認識を持つべきでないかと感じてます。