【感想・ネタバレ】ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人【第二版】のレビュー

あらすじ

※本書は2009年に発行された書籍の電子版になります。


【最新の技術よりも、大切なことがある。】
実力をつけて伸びていく人と、素質に恵まれながら伸び悩む人の違いはどこにあるのか? 学歴とソフトウェア開発の関係は? 開発者やコンサルタントとして多くの技術者と接してきた著者が、伸びる人・伸びない人の特徴を分析し、ソフトウェア開発者として成功するための条件を明らかにする。初版の発売以来多くのSEに絶賛されてきたベストセラーに多数のイラストを追加し、さらに3つの章が追加された待望の第二版。

■こんな方におすすめ
・これからSEになろうと考えている大学生
・SEに転職しようと考えている人
・SEになりたての人
・SEとして楽しく仕事をしていきたい人

■目次
第一部 ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人

第1章 よくある疑問
現場の素朴な疑問/企業にとって扱いやすい人と優れた技術者は違う?/優等生は優れた技術者になる?/常識ってなんだろう?/技術力があれば伸びていく?/技術者ってサラリーマン?

第2章 ソフトウェア開発で伸びない人
一 「伸びる・伸びない」は姿勢と習慣から/二 プライド/三 解決策偏重/四 正解はひとつ主義/五 受け身/六 階級闘争

第3章 ソフトウェア開発で伸びる人
一 伸びる人の特徴/二 伸びる人の共通スキル/三 言語力/四 目的指向/五 構造力/六 日々の習慣/七 人との関係/八 美的センス/九 プロ意識/十 「惜しい」技術者 70点プレーヤー/十一 さらに伸びていくために

第4章 これからのソフトウェア技術者
一 問われる専門性と役割/二 技術はできて当たり前の管理職

第二部 ソフトウェア開発で幸せになれる人、なれない人
第5章 ソフトウェア開発で幸せになれない人
一 あなたは幸せになれる人?/二 会社依存症/三 課題待ち症候群/四 減点主義/五 過剰期待/六 ネガティブ思考/七 井の中の蛙

第6章 ソフトウェア開発で幸せになれる人
一 会社と仕事を別の実体と考える人/二 問題と人を分けて考える人/三 粘り強く考える人/四 他人への期待を明らかにする人/五 肯定形の言葉を使う人/六 業界における自分の位置を知る人

第7章 技術者としての幸せとは
クリエイティブであること/楽しい仕事と、仕事を楽しくすることの違い/プランニングのスキルを上げる/底まで落ちたら這い上がればいい/会社や他人に依存しない/組織や他人にコントロールされない

特別付録 音楽とソフトウェア開発
第8章 音楽とソフトウェア開発
どうしてこの業界に?/共通点(1)正確な技術が要求される/共通点(2)思想としての側面を持っている/共通点(3)国際性がある/音楽とソフトウェアの相違点/構造と美/バッハ、モーツァルトとコンポーネント/ソフトウェアと構造美

第9章 演奏とソフトウェア開発
“動的芸術”というメタファ/「演奏している」とは?/必要なスキル(1)解釈力/必要なスキル(2)技術力/必要なスキル(3)集中力/スキルを伸ばすには?/演奏とプロジェクト

第10章 オーケストラとプロジェクトマネジメント
高いプロ意識と協調性/(1)大規模かつ複雑なプロジェクトを扱う/(2)異なる役割を持った人々から構成される/指揮者とプロジェクトマネジャー(3)/オーケストラ楽員とプロジェクトメンバー/副指揮者とプロジェクトリーダー/コンサートマスターとアーキテクト/協調が重要/異なるパートの複数の人々によって構成される/一人ひとりの成功が全体の成功に結びつく

■著者プロフィール
荒井玲子(あらい・れいこ):1991 年から、日本国内企業へのオブジェクト指向技術普及活動に携わる。富士ゼロックス情報システム(株)、日本ラショナルソフトウェア(株)にてオブジェクト指向の導入、研究開発、人材育成を軸に活動。プロセスエンジニア、シニアアーキテクトとして、プロジェクトにおけるオブジェクト指向技術の適用実績を持つ。著書に、『ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人』『UML は手段』(技術評論社)など多数。"

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Posted by ブクログ

通勤や空き時間の読み物として良かったです。
ソフトウェア業界に就職したが、これからどうしようという人にはお勧めです。
こじつけと感じるものもありますが、参考になるものも沢山あります。

0
2012年08月05日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
実力をつけて伸びていく人と、素質に恵まれながら伸び悩む人の違いはどこにあるのか?
学歴とソフトウェア開発の関係は?
開発者やコンサルタントとして多くの技術者と接してきた著者が、伸びる人・伸びない人の特徴を分析し、ソフトウェア開発者として成功するための条件を明らかにする。

[ 目次 ]
第1部 ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人(よくある疑問;ソフトウェア開発で伸びない人;ソフトウェア開発で伸びる人;これからのソフトウェア技術者)
第2部 ソフトウェア開発で幸せになれる人、なれない人(ソフトウェア開発で幸せになれない人;ソフトウェア開発で幸せになれる人;技術者としての幸せとは)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年06月10日

Posted by ブクログ

数年前に転職を考えていた時に購入。現在でもソフトウェア開発の仕事ではないが、仕事や生き方に対する姿勢や取り組み方など、マインド面ではとても興味深く読めた。
構成においても、伸びない点を述べた上で伸びる点が書かれており、また、専門用語を多用せず、日常的な事柄に例えるような表現も好感をもてて、素直に読む事が出来た。
特に付録の音楽とソフトウェア開発の共通点については、他の仕事についても共通点があるような、つまり、仕事や生き方に対する心構えを具体的に述べられ、説得力があるなと感じた。初版より二版をお勧めします。

0
2020年02月14日

Posted by ブクログ

なかなか難しい課題である。
身につけておかなければならないスキルについてはかなり納得できる。
技術者としての幸せ、私も追求したい。

0
2014年09月23日

Posted by ブクログ

課題図書。
ソフトウェア開発における心構えが書かれた本。主なテーマは「プライドの扱い方が大事」
自分の状況を確認しながら読みたいところだけ読める構成なっているため、わかりやすかった。イラストも◎

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2012年05月26日

Posted by ブクログ

著者は音大出身のSE。
『音大出身でSE!?』と皆が驚くらしいが、本人曰く、ソフトウェア開発と音楽は意外と共通点が多く、学生時代の教学が結構役に立っているらしい。
理由を読んでみると、なるほどね、と共感できた。

本書は自分と、仕事仲間を思い浮かべながら読んでいたのだが、これが図星な箇所が多くで苦笑いしてしまった。

日頃、OJTの難しさを痛感しながら、仕事の出来ない人の思考を考察するに、これが「伸びない人」の原因か!と答えを示してくれたことも何度か。

他人のふり見て我がふり直せ、である。

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2011年10月12日

Posted by ブクログ

ある程度経験を経た今では共感できる部分が多い。習慣、考え方、思想の指針となると思う。
新人は教科書代わりに、ベテランは現在地の確認に。

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2011年04月17日

Posted by ブクログ

「伸びない人」に色々と自分が当てはまるので耳が痛いのだが、一番は「ダメなプライド」を持つな、「素直にわからないと言う勇気」を持つという事かなっと。

一般論が多くて心にザクっと刺さる事は無くても、チクチクと胸をつつかれる思いになる本だった。

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2012年10月14日

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