【感想・ネタバレ】じぶん時間を生きる TRANSITIONのレビュー

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Posted by ブクログ

自分の開放の仕方、自分の人生への向き合い方を噛み砕き、実践可能となるよう諭してくださる様な本

自身の棚卸しにモヤモヤしている方にオススメ

通勤時間はスマホで執筆活動や読書タイムなので全く無駄な時間とは現状、感じていない

定年退職後、子育てが落ち着いたら軽井沢への地方移住とか良いかも!と、夫に提案してみました

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2024年03月12日

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まさしく今私はニュートラルゾーンの真っ最中で社会的に何者でもない人、という漠然とした不安を毎日感じる状態から月日、とか時間っていう決められた時の流れに縛られず好きなことを好きなようにしようとしてる自分が好き〜という状態まできている。

ここまで8ヶ月程かかったけど振り返るととっても楽しかったしこれからも楽しいんだろうなぁ

幸せねぇ

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2023年12月29日

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良書。コロナ渦の元でこの本読んだら人生観変わる人もいたのではと。
具体的な事例も含めて、より家族の、そして自分の未来をデザインしていく必要が増してきた時代にとても参考になると思います

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2023年11月20日

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コロナ禍を経たことで人との付き合い方、働き方、人生を考えるきっかけ。大事なのに考えてなかったのと、と言われる。が事実考えてない。そして自分はコロナ禍を経ても考えてない。考えるきっかけ、ヒントとなる言葉の多い本でした。

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2023年11月18日

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日々仕事に追われている人へ
不思議と時間の流れを変えてくれるような本。自分が本当に大切にしたいものは何か考える時間を与えてくれる。ふとした時に手に取りたいと思える本でした。

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2023年11月11日

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これまでモヤモヤしていたものの正体が分かった気がして、すとんと腑に落ちる本だった。自分が思った以上に疲れていたことに気づいて涙が出た。
読んでいるうちに自然と内省をリードしてくれるような心地よさがある。余韻が残る本。

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2023年08月27日

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これまでは社会全体最適の仕組みが当たり前な世界だった。しかもどんどん情報が追加されて、生き方働き方に生産性や効率性を求められ急かされてきた。(他人時間からの支配)
でもコロナによって足止めされた。そんなときに移住というチェンジ(外的変化)をきっかけにトランジション(内的変化)した著者の話。
明らかで規模の大きい経済成長よりも資源消費を抑えた持続可能な世の中に価値が置かれるのに伴って、個人が大切にしたいことも変わっていく。これから私は「じぶん時間」をどう過ごそうかなぁ。

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2024年04月14日

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ネタバレ

学びメモ
・コンサマトリー(現在をたのしむ)
今行っていることを未来の目的やゴールに対する「手段」とするのではなく「行為」そのものとして楽しむ姿勢

・「やりたいこと格差」が生まれる
やりたいことが明確にある人はどんどん自分で学び、アウトプットを発信する。一方、やりたいことがない人発信、日々何も起こらない。

・幸福度に影響を与える要素
健康、人間関係、自己決定度(自分で人生の選択ができる)

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2024年03月29日

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タイトルに惹かれて購入。
この本の著者は、企業のブランドデザインなどを手掛ける、佐宗さんという方。長年、都内で「生産性」を追い求めてバリバリ働き続けてきたが、コロナ禍を経て軽井沢に移住。それまで持っていた仕事への価値観や、時間の概念が変わっていった様子が綴られている。
移住に至るまでの経緯や、長所と短所を含めた移住生活のリアル、子育てや教育環境など…についても詳しく書かれていて、興味深く読んだ。

人間には1日24時間が等しく与えられているが、その体感時間は人それぞれ違う。私たちはその感じ方を、自分の心で決めることができるし、生活を選びとってデザインすることができる。私たちの人生は、成長の歯車を回すためだけにあるのではなく、ひとりひとりが人生の豊かさを感じとるためにある。
といった内容が心に残った。

自分にとって、自分らしく、心身ともに良い状態で過ごせるのはどういった環境なのか。今一度、考えてみたいと思った。

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2024年01月11日

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ネタバレ

良書!
私は転職考えた時期に読んだ!
いまの働き方について悩んだり、いまの自分に満足してない人が読んだら未来のキャンパスを描くひとつの生き方参考書にできると思う。
ぜひ会社のコーポレの方も読んでいただいて今後の会社が皆健康で働けるようにこういったものを勉強して社内の福利厚生やシステムとして取り入れれる工夫をしていってほしい。
そういう企業が増えていくと日本も変わる。

コロナを通じて働き方も変化あったし、
人の付き合い方も変化あった。

生産性を重要視しすぎるとストレスたまるので
余白が大事。

時間配分、住む場所、付き合う人を変えるは
転職や副業、趣味やコミュニティ所属など自分が遣らされているかんではなく、やりたいという自己決定軸が大切であることなるほどと思った!


- 難易度と自分のスキルのバランスとれた仕事だとフロー状態なりやすい、簡単すぎたらつまらないし、スキルがないのに難易度高いとストレスなる

究極にいい人いわゆるイエスマンだと雪だるま式にタスク増える、本当に自分がやりたい仕事に優先順位つけて、これをやりたいという発信が大事


未来を考えずいまここを味わう時間感覚大事にする


未来の目的のために現在をいきている生を手段化してしまう

現在を楽しむ積み重ねが未来豊かになる

とにかくいまを楽しむ工夫が大事で、生産性ばっかり重視しないで、余白の時間作って創造性も豊かにする


できれば社外のコミュニティにも参加して、コミュニティを広げておくことが大事なんだわかった。

つい仕事に集中すると生産性の鬼になっちゃうので

寝る前のボディスキャンや、セルフリーディング、サウナや瞑想など意識して取り入れていきたいと思う!

AIと友達になる。

そしてなるだけいまを楽しみ味わいます!

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2023年12月15日

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コロナをきっかけに長野軽井沢へ移住した方の著書。戦略デザインファームの代表ということで、別の著書も読んだことがあるが、本書はそうしたビジネス書ではない。なぜ都会を離れて暮らすことが今の豊かさにつながっているのか。客観的な側面、主観的な側面、双方からアプローチしつつ紐解かれている。なかでも、時間の捉え方をじぶん時間、他人時間と比較して、自己の内側から溢れる想い、感情に沿って生きる、暮らすことの意義を説いている。自分の年齢的なところもあってか、共感できるところが多く、田舎暮らしを所望するじぶんに納得がいった。仕事においてはバックキャストというような言葉が盛んに使われ、未来に向かってどうするか、あらかじめ計画を練って進めていくような考えがあるが、じぶん時間の中では今・ここを大事にする。流されず、ある意味自分にわがままに生きることの大事さを感じる今日この頃。そんな自分にしみる一冊であった。

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2023年11月10日

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 メールボックスは空に、午前中に頭を使う仕事を入れる、全ての予定をスケジューラに入れろ、等々、過去から時間術、仕事術には非常に効率的な時間の使い方が載っていて、その通りだと思う。SNSが蔓延る社会では、自分以外の体験が自分の体験のように感じる効果がある。よって、自分自身の体験を差し置いて、スマホが手元にあることが最も大事なんだとなる。SNSをほぼ絶ったことで大きな変化があったし、水曜日の夜は1人時間を楽しむ、金曜日は家族と食事、ここからスタートした2022年。非常に自分自身も変わった。土日は、少なくともスマホは開かない。これが2023年にやっていることだけど、これも非常に効果ある。
じぶん時間を生きるとは、きっとこういう自分の中での結論をサポートしてくれるような気がして手にとった。
仕事一本足打法、という表現は非常にいい得て妙だし、よくそんな話をした。心を病む瞬間は、アイデンティティを折られた瞬間に起きやすい。これだと思っていたものが、ポキッと折られる。大事な仕事だと思って没頭してきたが、否定された時、ポキッと枝が折れる。家庭でもそうだろう。趣味がたくさんあればいいというわけではないが、アイデンティティを多く枝のように持つことが、心の強さを持つ基盤になっている、というのが自分の新しい個人としての強さのデザインだ。
 途中から、本人の軽井沢移住ストーリーに移る。実際に、移り住んでみて、トレンドから遅れるのではないかとか、気を揉んだ部分はほとんど関係なかったということ。逆に自然が近くなり、キャンプとか都会生活でスペシャルなことにはあまりイントがなくなってきたこと。そして、何よりオフィス勤務の意味が出てきたこと。どうしても、ウェブ同窓会とかって、やらなくなる。そして、インパーソンの意味が大きくなってくることに気がつく。早々に気がついているアメリカでは、週五日オフィスに戻す動きに完全になっていて、Return to officeが進む。つまり、軽井沢だろうが、熱海だろうが、一回引っ越してもまた戻るしかない。それはビジネスの中心に人が集まることを意味する。一方で、自分という内発的動機を軸にした選択肢が日本人に出てきたということになる。元々アメリカにはそういう発想しかなかったため、他人時間で仕事する人も、プライベートを割く人もいないので、アメリカ(というには限定的すぎるかもしれないので欧米とかそういう)的な価値観に近付くのかどうか。
 もしかしたら、軽井沢だけでなく、海外の事情も正しく情報としても体験としても入れていったらより良いかもと思った。プレイデートの概念は、実は違う。(間違いを指摘したのではなくて、実はその本質は違うという意味で)プレイデートは非常に重要だ。学校帰りに限らず、友達同士で遊ぶことをさすが、アメリカではドロップオフ方式、親がおらず子供だけ、一つの家庭にお世話になるパターン。もう一つは、親も一緒に遊ぶパターンで、公園、家に行く、ボーリング場などの施設に行くというようなパターンがある。いずれも、親の信頼関係が絶対で、プレイデートで人間関係を深めていく。親の情報交換も相当重要で、その中で学校関連、育児、その他の情報が交わされていく。価値観が合わなければ、またバリューがなければ、次からは呼ばれなかったりするし、結構シビアな印象だ。
 おすすめの方法ということで、スマホの通知を切る、これはやっているというか土日は必要なければ、充電器に置いて見ない。時計から離れるのも同じだろう。ゆっくり深呼吸、ボディスキャニング、ストレッチをする。これも、今は毎晩やっているが、全く違うし、めちゃくちゃ眠くなる。散歩、これもセントラルパークがあるのは強い。公園の多いNYは、基本散歩して、歩く歩く。
 外的な変化Changeではなく、内的な変化Transition。これを起こすことで、行動が変わる、時間を過ごし、その時間を感じることができること、時間自体を豊かに過ごすことができること。大前研一氏の引用も懐かしい、自分の人生を変えるには、時間配分を変えるか、住む場所を変えるか、付き合う人を変えるかしかない。決意を新たにするのは、全く意味がない。また同じ一年がやってくる。というもの。私もこの話を直接お聞きした2015年、一年の計で、決意を新たにすることは全くなくなった。1年に一度、何かを変えることだけを決めている。

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2023年11月01日

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他人の時間を過ごすのではなく、
じぶん時間を生きる。

コロナ禍による変化で、
今後も変えるべきではないことは、何か。

コロナ禍で、地方に移ったことで見えたことがまとめられている。


自分自身も、コロナを機に東京から出た。
リモートも継続している。
お酒をやめ、朝早起きするようにした。

結果、家族との時間が増えた。
仕事の質が上がった(ように思う)。
犬の散歩友達ができた(普段接しない人たち)

この変化は、新しいスタイルとして定着した。
もう戻すつもりはない

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2023年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

佐宗さんの時間に関する本。
自分時間の一端ではあるが多分に移住関連の話も含んだ本

メモ
・他人時間からじぶん時間へ
・外出自粛期間に行われた普段行わない行動
 何かを生み出す
 自己を表現する
 家族や近所とつながる
 自然と親しむ

・人生の転機には三つの段階がある
  終わらせる時期 惰性で続けている生活や習慣
  ニュートラルな段階 
  次のステージを始める段階

・方向は決めずに動きまくる

・不安を飼い慣らす三つの方法
  自分の感情をジャーナリングする
  誰かに聞いてもらう
  不安の正体と正面から向き合う 人は不安に対してアクションすると不安をコントロールできるやうになる

・人生を変えるには会う人を変えることがひとつのきっかけに

・東洋思想 陰が極まると陽が生まれてくるという

・doではなくbeの肩書き。どうあると自分らしいか

・食べるはメディア

・地域コミュニティに属する時は、そこから何を得るか以上に、いかに参画するかという意識が大切
・移住がうまくいく二つのパターン
  コミュニティのハブとなる人と繋がること
  最初からコミュニティに所属すること

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2023年09月03日

Posted by ブクログ

本の中では移住について多く触れられているが、私が共感したのは、著者に起きた「今ここに生きる」感覚変化。まずはベースにある幸せに気づくことが大切で、すべてゼロベースで考えたときはじめて自分にとって大事な物事の優先順位がわかる&整えられるのだなと感じる。

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『「生産性が上がれば余白の時間が増えて、豊かな人生が送れるはずだ」という前提がある。生産性を上げることで生まれた時間は、より有効な何かに配分されるはず、ではないのか。 しかし、実際に僕の人生に起こっていったことは、時間を効率的に使おうとすればするほど、結果的に仕事が増えていったことだった。生産性を上げて、時間を貯めようとしているのに、それに注力するほど「時間がなくなっていく」という矛盾。』

『実は、都会で働く人にとって「レジャー」とは、ただの休暇ではない。 「仕事のための余暇」を意味する。 あくまでも仕事を頑張るために、レジャーに出かけて英気を養うという感覚なのだ。  東京に住んでいたときに温泉に行っていたのは、突き詰めていうと仕事のパフォーマンスを上げることが目的だった。趣味も同じだ。筋トレやランニングを趣味としている人も、どこか仕事のパフォーマンスを上げるためにやっている節がある。移住してからは、それまで中心を占めていた仕事の存在が、新しい生活では「ワン・オブ・ゼム」になったのだ。仕事のパフォーマンスを上げるための手段に過ぎなかった、趣味や旅行・余暇が、「そのほかの活動」ではなく、仕事と同じかそれ以上に位置付けられる。生活のポートフォリオが変わった感覚があるのだ。』

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2023年08月19日

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蔦屋書店で流し読み〜

私がコロナ禍で体験したのはこれだったんだろうなぁと思えた。
他人時間からじぶん時間へ。
自分自身の感覚が変わっていった、それはチェンジじゃなくてトランジション。

今でも、私は何がやりたいんだろう?
世間のこととか、SNSとかいろいろあるけど自分の声を必死に聞こうとしてる、
でもなかなか出てこなかったりする。
今まで、ヒトとの関わりの中で刺激受けながら、流されながら、受動的に時間を過ごすことに慣れすぎて、?
私自身がやりたいこと、をみつけるのすごく難しいよなぁとおもう。
みんなそうなんだろうなぁと、改めておもった。

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2023年07月15日

Posted by ブクログ

暮らしの軸を移していく今読めてよかった。

・①何かを生み出す②自己表現する③家族や近所とつながる④自然と親しむ
まさに自分主体時間の過ごし方=「じぶん時間」といえるだろう。
・転機における3段階
第1段階:終わらせる時期。これまでなんとなく惰性で続けている生活、習慣、仕事などをしっかり終わらせる。それによって新たなものを受け入れる「余白」が生まれる。
第2段階:ニュートラルな段階。
過去のステージを一旦リセットすると、方向感覚が失われて不安に襲われる。それでも、日々の感覚に意識を向けて、感性を刺激するような活動を意識的に行っていく。
第3段階:次のステージを始める段階(再生期)
あれこれと模索を続けるなかで進むべき方向が見えてくる。そこからはモードを切り替えて、その方向に向かって積極的に行動に移していく。

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2024年04月20日

Posted by ブクログ

他人時間に支配されている、その言葉に惹かれて読んだ。
今の自分はまさに、他人が起点の他人時間の生き方であると思う。
目の前のことに集中する、自分を主語に生きていく、そんな価値観を大切にしたい。

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2024年02月04日

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アフターコロナの自分時間との向き合い方について、著者が新しいライフスタイルに変えた後に感じた世界観を語っている。それ自体に何か新しい示唆があるわけではなかったのは、私自身も地方都市に移って感じていたことが多かったからだろうか。フルリモートで問題ない仕事であれば都内住むメリットが相対的に少なくなっているのは間違いない。

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2023年08月30日

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コロナ禍で誰もが経験したグレートリセット。著者のように居住地を変えないまでも、なにかしらのトランジションを実行した人は少なくないだろう。
また、筆者が指摘するように、強制的に外界とシャットアウトされる中で自分自身と向き合い「じぶん時間」と触れた人も多いだろう。
前半は「じぶん時間」に端を発し、自分自身に内在するビジョンを探索するという内容で、佐宗さんらしい示唆に富んだものだ。
しかし後半は郊外への移住体験記といった趣が強く、「じぶん時間」をいかにつくりどう活かすかというより、都市部がいかにせわしなく、地方部がいかに豊かか、という話に終始していると感じた。
きっとそれほど移住がインパクトのある体験だったのだろう、ただ「じぶん時間」を生きる、と題するのであれば移住以外の視点も欲しかった。

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2023年08月19日

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ネタバレ

【よき問いと大きな違和感を与えてくれた】

今まさに自分がトランジションのタイミングにいる自覚がある。そういう意味でも手に取るタイミングは良かったと思う。

何をしている時に「豊かだ」と感じるか

1番最初に問われるこの問いが最後まで残った。
なぜなら幸せだけど、楽しいけど、嬉しいけど、満たされてるけど、豊かじゃないことってたくさんある感じるから。
この違いは大きい。猫を撫でてると満たされるし、幸せだけど、豊かか?と言われるとちょっと違う。
漫画読んだりゲームやったりすると楽しいしワクワクするけど、豊かから程遠い。

だからこそ改めて「豊かさ」を問われると止まってしまう自分に気づいた。
ここは今後も残して探求すべきこと。

逆にどうも納得いかないというか違和感を感じる箇所も多々あった。とくに後半。
多分それは著者が「(一般的に)仕事は辛いもの」という前提で、そこからの脱却、という視点があるように読めるから。
あとは、移住でのよさを推しすぎて逆に冷めるというか。
自分の体験を書いているのだし、そこからの気づきのシェアなのだから仕方がないとはいえ、どうもくすぐったい。
例えば農業と料理。
家庭菜園で土に触る体験や日に日に農作物が手間かけただけ成長していくのは確かに素敵体験だ。
実家が趣味の範囲を少しだけ越えたくらいの農業をやってる(定年退職後の趣味ではあるが、ちょっと引くくらい本格的)のでそこはわかる。
でも「農は循環に入るチケット」というのはどうなんだろう。主と従が逆の発想ならわかるけど。
言い方を選ばずにいうなら夢見すぎ。料理も農業も舐めんな、と思ってしまったガチ勢だから反射的に批判的な思考が出たとも思うけど。

またコミュニティについても「ギブアンドテイクの結果として生まれ発展していく」はすごい違和感ある。
ただ、ここに関してはうまく言葉にするのが難しい。頭出しをしてみると「ギブアンドテイク」な時点で上下関係的な感覚がある。そのような環境で心地よいコミュニティって本当につくれるのかな?というところかもしれない。
少し前にwell-beingを推進している島田由香さんが「これからの時代はギブアンドテイクではなく、シェアレシーブの時代だ」といっていた。この言葉に出会ったときすごいすとんと腹落ちしたのを思い出す。
私にとってコミュニティは「ギブアンドテイク」ではなく「シェアアンドレシーブ」でありたい。だからこその違和感がすごい感じる気がする。

【最後まとめ】
もうちょい書きたいことがあるような気がするけどひとまず推敲せず一気に書くのはここまで。
最初はすごく期待して読み進めていたけど、途中からどうしても違和感が残っていく本であったのは否めない。とはいえ、最後にはまた「豊かさ」の問いに戻ってきていると私には感じられたし、結局はそこを自分なりの身体感覚と言葉を持っていけるかどうかが肝な気がする。
読みやすいDTPもちょうどいいのではないかな。ただ現代版モモを語るのは違うんじゃないかなー(ここもすごい違和感)

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2023年08月13日

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