あらすじ
沖縄返還から半世紀、核をめぐる日米の「密約」を示す新文書が見つかった。朝日新聞編集委員が、紙面では伝えきれない文書の内容・意義と佐藤首相の「密使」若泉敬氏の動きを深掘りする。さらに「カネ」に関する密約を暴いた西山太吉・元毎日新聞記者への生前最後のインタビューを掲載。
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Posted by ブクログ
「多策ナカリシヲ〜」を読んだのは10年以上前かな。
その時にも思ったけれど、やっぱり思う。
じゃあ日本はどうどきたか、沖縄はどうしたかったか。たらればだし、「じゃあ返ってこれなくて良かった」とも言えない。若泉さんの「多策なかった」という気持ちもわかるし、米国との難調整をどうにか共同声明で収めようとした外務省の苦悩とだからこそ密使外交を知ったときの衝撃も想像できるし。
密約を認めようとしない国の態度と、そうしないと国の横暴が暴けないからこそ行動するジャーナリズム。
最後に、この国の体質は当時から現在までなんにも変わっていないのではないかという軽い絶望まで。
若泉さんの激烈な”意志”を僕らは知らないといけないし、考え続けないといけない。
それで沖縄はどうなった?
日本はどうなった?
んで、これからドースル?