あらすじ
藤井聡太をめぐる楽しいエピソード満載!
“最強すぎる弟子”との楽しくもトホホな日常、ふたたび!
将棋界を牽引する若き天才、藤井聡太七冠の師匠としても知られる著者が、“最強すぎる弟子”のエピソードをはじめ、楽しくもトホホな日常を軽やかに綴った大好評エッセイ集の第2弾!
本エッセイは「週刊文春」に現在も連載中なのですが、今回は、藤井七冠が初めて名人を獲得し、史上初の八冠完全制覇を成し遂げた2023年からの約2年間分を収録しました。
サブタイトルに「藤井聡太とライバルたち」と謳ってあるように、藤井七冠が激闘を繰り広げている永瀬拓也九段や伊藤匠叡王、豊島将之九段らとのエピソードも描かれています。
それら連載掲載分以外にも書き下ろし2篇を収録。フリーアナウンサーの有働由美子さんとの特別対談も掲載されており、熱心な将棋ファンはもちろん、ファン以外でも楽しく読める一冊です。
<主な目次>
新名人誕生の瞬間/八冠制覇、歴史的な夜/八冠フィーバーの日々/AIと会話をする棋士たち/棋士のお金事情/将棋界の一番長い日/棋士の通知表?/真夏の将棋怪談/パンクな師匠/藤井聡太、おやつの才能/オリエント降級殺人事件 ほか
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前作は2023年発売。
レビューを見返したらいいこと書いてあったけど、何となくそこまでだった覚えが笑
なので今作は期待せずに読み始めた。
が、面白かった!
思うに、たった2年だけど私が老けたんだと思う。
以前は人の自虐を聞いてられなかったのが、受け入れられるどころかそうだよねぇ〜と思えるようになってしまったっぽい。
観る将として面白い文章を読めるのは「僥倖」。
奇しくも今週、伊藤匠二冠誕生となったわけだけど、師匠はどう書くのだろう。
次回作も楽しみにしています。
Posted by ブクログ
杉本八段の週刊文春のエッセイ本の第二弾。
阿川佐和子との対談もあり。
エッセイは読んでいたので知っている内容もあったものの、杉本八段の人柄もあり、ほのぼのとしたものだった。
Posted by ブクログ
週刊文春に連載のエッセイをまとめた「師匠は辛いよ」シリーズの第2弾。
将棋界の日常のあれこれ、天才棋士を弟子に持つ師匠の辛さなどを相変わらずの自虐ネタを盛り込みながら、一話一オチ(笑い)で描くエッセイ集。
今回は聡太色はやや薄めか。
そこまで自虐しなくてもと思うけど、師匠とて現役の棋士、勝負師であるからにはなかなか辛いものはあるんだろうな〜と慮る。
これだけ全方面に気を遣って、師匠は大変ですな。
将棋はさておき、杉本八段のエッセイの筆力はなかなかのもの。少ない枚数とはいえ、毎週毎週ネタを見つけてオチまでつけてエッセイを書けるのも立派な才能です。
Posted by ブクログ
パート2。
天才棋士、藤井聡太の師匠、56歳杉本昌隆八段の人気エッセイ。
弟子に比べて…など藤井聡太と比較すること自体が既に筋違い。最早張り合う対象ではなく、藤井聡太の師匠という特権を存分に活かしまくってほしい。
過去のユーチューブ動画にも残っているが、師匠と弟子で行われたフラッシュ暗算ならぬフラッシュ詰将棋選手権。確か、師匠にハンデをつけても弟子の秒速の回答に歯が立たなかったのは、公衆の面前だっただけに余計に悔しかったことでしょう。
前期の順位戦でB2からC1へ降級したものの、現在3勝1敗と頑張っている杉本師匠。
今は竜王4組だが、かつては1組に8期在籍していた実力者。直近の通算成績は638勝556敗で0.5343です。