【感想・ネタバレ】特捜部Q―カールの罪状―のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本作も一気読みしてしまいました。
特捜部Qの長年に渡るなんとも言えない団結力、結束力を見られて思わずうるっとくる場面も。後半のこの先どうなるの!という鬼気迫る感じが前回同様ハラハラしすぎて寝不足です。
逮捕されたカール、次作でどうなるのか!早く読みたすぎる、すでにデンマークでは出版はされているけれど、デンマーク語はわからないので、今年3月出版予定のドイツ語で読むか、、でも3000円以上で高い、、(*_*)

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2024年01月01日

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デンマークの警察官、カール警部補。その彼の掘り下げてゆく昔の一連の事件を解決してゆく、実に闇が深くて痛々しい真実まで気付かされてきたこのシリーズ、様相を変えてきたのは前回の「アサドの祈り」辺りからだったろうか。辛すぎる。
それでも、『カールと愉快な仲間たち』と感じさせられてはいたけれど、今回の最終行は余りにも驚愕。
次の10冊で完結すると意味深い暗示をかけられたわけだけど続きが出るまでまた、焦らされる時間が長く感じる。

今回は正義の天使(堕天使)のストーリー。正義を前面に掲げ粛清を重ねる彼女たち悪も悪なら、その対称となる正義とは?と、考えさせられる内容。
相変わらずの仲間たちのキャラがいい。今回はゴードン。私個人的に申し上げれば、ローセにもっと弾けてほしい!最初の頃のローセ、実に魅力的でしたので。

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2023年08月25日

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特捜部Qシリーズ第九作。

コロナ禍のデンマーク。
殺人捜査課長は自殺した女性が、
過去の不審な爆発事故で息子を亡くした母親だと気が付く。
再捜査を命じられた特捜部は、
他にも不審な事故や自殺が起こっていることを調べだす。
山盛りにされた塩や塩の袋と塩がからんでいたり、
死んだ日が歴史上の悪人の誕生日だったりと、
なんの意図があるのか。

アサドの家族は一緒に暮らし始めたものの、
心の傷を負ったり、アラビア語を話し続けたり、亡命申請中だったりと、
苦労が絶えない。
そのアサドの家族が国外退去になりそうだとわかって、
ローサがあっという間に課長に怒鳴り込んだのはさすが。

カールの家からコカインと大金が入ったスーツケースが見つかっても、
誰もがカールのことを信じ、
謹慎処分にもかかわらず被害者の家をアジトにして捜査を続けたり、
犯人に拉致されたゴードンの救出に必死になったりと、
チームのメンバーの信頼関係が素晴らしい。
切断された手の写真を見てゴードンの気を失ったのに、
放っておかれたのはかわいそうだったが。

事件の方は、
落雷で十字の傷跡ができて生き延びた犯人が、
復讐の天使として悪者を殺し始めたとか、
復讐のサークルと作って仲間を募っていたとか、
ちょっと現実感がないかな。

娘が産まれてモーナと幸せに暮らしていたのに、
逮捕されてしまい、どうなってしまうのかカール。

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2023年07月12日

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シリーズ完結目前の9作目

コロナウイルスが流行した2020年12月頃のデンマーク

カール は課長のマークス・ヤコスプンから過去の不審な事件の再捜査を託される。事故と処理されたがこれはただの事故ではないのでは? 殺人なのではないだろうか。


マークスから託された事件は塩がキーワード。また、調査によって他にも現場に塩が置かれた事件が複数あることがわかる。

今回は
- 塩でつながっている一連の事件

-女性Aが公共道路で女性Bを殺害し、現場から逃亡した女性Aもまた無残な状態で埋められていたところを発見される事件

- カールに麻薬所持の疑惑がかかって麻薬取締調査に操作される事件

この三つの流れが関わってくる。


塩事件は、雷に打たれたが奇跡的に生き残った化学の秀才が独善的な正義執行に目覚め、デンマーク中のモラルを逸脱した人間を処刑していったことが顛末。

始めはゴミを捨てたとかのマナー違反者を軽く懲らしめる程度だったのが、エスカレートしてきてモラルを逸脱して不正を犯して金儲けをしている人物を殺人をするまでに至る。その過程で組織化され、複数人で事件を犯していった


女性が埋められていた事件の実情は、
その正義執行組織にいた女性たちの仲間割れによるもので、結果、正義執行組織が女性Aを殺害し埋めたというもの。



一方、警察の内部調査の手がカールに迫る。
カール立ち会いのもとにカールの元の家を操作すると、屋根裏から開けられないスーツケースが見つかる。中からは大量の札束が発見。

以降、謹慎して捜査からは外れるように命じられる。

札束からカールの指紋が発見されると、ついに逮捕状が出て警察から追われるようになる。カールは警察から身を隠し、正義執行組織の捜査を続ける。



カール、アサド、ローセ、ゴードン達は、神から選ばれたと勘違いして犯罪を起こしてきた化学の秀才とその組織を塩つながりの一連の事件に残る証拠から追い詰めるが
動きを監視していたゴードンが誘拐される。ゴードンを誘拐したことを知らせるためにカールに送ってきた写真から、これから行われる犯罪現場を特定して、駆けつける
ゴードンはギリギリ救えたものの、悪趣味な番組企画を生み出してきた大物プロデューサーは志望、犯人も自殺
ゴードンはかっこよかった

最後にカールは逮捕されてこの巻は終わる。

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2023年10月21日

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久しぶりの特捜部Q。
そうそう、このテンポ、この掛け合い!
あっという間に引き込まれ、まるで自分も特捜部Qの一員のよう。

しかし内容は今回もなかなかにハード。
犯人の狂信性が高ければ高いほど、読みながらストレスも溜まる笑

次が最終作かあ…寂しい。

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2023年10月02日

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シリーズ9作目。
デンマークのミステリーは、
ユッシ・エーズラ・オールスンを入門として2017年くらいから読み始め、特捜部Qシリーズは全部読んできた。
北欧ミステリー漁りが始まったのは、
特捜部Qからだと言ってもよいくらいだ。

まったくストーリーとは関係ないけど、
カールがどんどんポンコツになっていき、
ローセがしっかり者になり、
ゴードンも成長したけど、
家族も含めてアサドの行く末が心配。

9作目はトンデモぱっぷんの終わり方というか、
10作目への続け方なんで、次を待たなくてはならない。
シリーズ最終作は、
~カールの罪状~下巻になるのかな。
番外編くらいは出してくれないと、
特捜部Qファンとしては、さびしいかも。

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2023年07月10日

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2024.3 なんかストーリーに毒がなくなってきましたね。アサドのらくだシリーズも中途半端だし、登場キャラクターも普通の優秀な人になってしまった。まぁ次巻が最終巻らしいので楽しみにしてます。それにしてもこの小説、監禁が定番ですな。

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2024年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ9作目。
相変わらずバタバタの特捜部だが、全体的にちょっとマイルドになってきたような。
みんなが突飛な行動をしながら事件解決に向かっていくのが魅力だったが、今回はちょっと物足りない。
次作が最終話。どんな結末になるか楽しみ。

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2023年08月21日

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