あらすじ
福島県に生まれた著者は、高校を卒業し浪人生として上京する。東京に出て初めてのひとり暮らし、予備校の悪友が「吸う?」と差し出してきたのは、覚醒剤だった。
その出来事をきっかけに裏社会へ足を踏み入れた著者は、気が付けば“アニキ”の舎弟としてヤクザになっていた。
恐喝、暴力、そして薬物。悪事を尽くして身を滅ぼしかけた著者は、留置所の中で「弁護士を目指して再出発する」ことを誓う――。
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Posted by ブクログ
自分が地の底に這いつくばった経験がある人は読んでみてほしい。勇気をもらえます。
人生に遅すぎることはない、人と比較する必要はない、前だけ見て突き進む大切さを学びました。
Posted by ブクログ
内容というか著者は素晴らしい。読んでいる途中からいつの間にか涙がでている、感動!
でも、編集というか、構成がよくない。
いろいろ話題を振りまいているがキチンとそれが回収できていないし、時系列もおかしい点を感じた。
特に、大平光代さんとのその後についてや、極限まで減量したボクシングについて、ちょちょと書いて尻切れトンボなのは不満である。
Posted by ブクログ
タイトル通り。
著者は20代のころシャブの売人で、そのうち自らも覚醒剤乱用者になってしまい、精神科病院への措置入院歴もある。いわゆるシャブボケの状態になったため組からも破門されてしまうのだが、これがかえって人生の転機となり、入院中から宅建の勉強を始め、最終的には司法試験合格を勝ち取る。
弁護士になってからシャブ中になる人は何人かいるけれど、逆はかなりレア。文章も散漫ではあるが読む価値はある。「シャブをやめたい人たちは、シャブをやめる前に生活リズムを整えてみよう。」など、実体験に即したアドバイスが本気なのか冗談なのか微妙な味わいがあってユーモアもなかなかある。