感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
本書を読んで、Deth Noteを思い出しました。
素人が,他人に気が付かれずに殺人ができるという共通部分。
殺人できる能力が,毒の所有者という,ある物の所有者によって権利が移って行くという部分。
デスノートの場合はノートでした。
面白いのは,同じような人に伝わるのではなく,
とっぴょうしもない,無関係な,たまたまそこにいた人が引き継ぐという発想です。
これは赤川次郎の傑作ベスト7に認定したいと思いました。
Posted by ブクログ
今まで人生40年間読まず嫌いをしていた赤川次郎さんの本を初めて読んだ。夏の100冊の景品に釣られただけだけれど、こういうことが起こるのがこのキャンペーンの良さ。
デスノート世代なので、この手の話を読むとまずそれを思い浮かべて比較してしまうのが良くない癖。
とはいえ、話の進み方はまったく違う方向である。読みが当たった部分もあれば外れた部分もあるが、最後のオチはなんとなくそうなるだろうな、という感じではある。ただ、発明した教授は毒の弱点を知ってたのではないかと思うんだが、そのへんに設定の甘さが少し。
あと、瓶のかたちが報道されてしまっていることに時代を感じるな。
とはいえ、終始非常に読みやすい本だった。赤川さんの本が流行るのも分かる。
Posted by ブクログ
毒薬がきっかけで毒薬と関係ないところでも人が死んでいくのすごく怖かった、けれどいいものでも悪いものでもああいう夢のような(?)薬ができてしまったら必ず起きることなんだろうな…
2話目がちょっと怖すぎた
Posted by ブクログ
数十年ぶりの赤川次郎先生でした。
沢山の人が死んでしまう割にはサラサラと読めてしまいました。
これほど完璧な毒だと、殺人に至るまでの葛藤とかが薄れてしまうのかと思いました。
普段は葛藤とか経緯が恐ろしいのですが、ここまでハードルが下がってしまうことも、それはそれで怖いことだと気付かされました。
Posted by ブクログ
短編で読みやすい。けど、結構ハラハラする。
因果応報というか、いい意味で後味の良いストーリーが続く。「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というやつでしょうか。
一番怖いのは最初の台詞の人。