【感想・ネタバレ】りはめより100倍恐ろしいのレビュー

あらすじ

中学時代に「いじられ」続けた羽柴典孝は、高校入学と同時に一念発起し、バスケ部に入部する。そこでは「おな中」の澤村一城の協力もあって、うまいこと「いじる」側にまわることができたのだが……。――巧妙、かつ陰湿に仕掛けられる、学生生活のおとし穴。「いじり」は「いじめ」より100倍恐ろしいものなのだ。各紙誌書評で話題を集めた、第1回野性時代青春文学大賞受賞作。

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Posted by ブクログ

最高にコワイ小説。

あとがきにもあったけど、バトルロワイアルよりずっとコワイ。

最初の書き出しから最後の終わりまで一瞬たりとも気が抜けなかった。


ホラー映画が見たくなったら
代わりに読もう。

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2012年06月24日

Posted by ブクログ


ストレートに面白かった第一回野生時代青春文学大賞受賞作。

いじ「り」はいじ「め」より100倍恐ろしい。

「すべてがケータイで書かれた世界初の小説」と銘打たれただけあって、驚くほど読みやすい。

(とか言うと、「あんたケータイ小説嫌いじゃん」とか絶対言われるんだけど、いや、だから私は、ケータイ小説が嫌いなんじゃなくて日本語が好きなのー。これ以上の説明はいらないだろ?☆)

細部の言葉一つ一つまで拾って、誇張でなく普通に、声出して笑ったし「○○!(←キャラ名)」って言ったし、戦慄した。


馬鹿騒ぎしてる高校生も意外と色々考えてんだな、攻防戦が繰り広げられてるんだな、

と、思わせるようでいて、


一周回って実は、

やっぱり幼く滑稽。


古賀ちゃん素晴らしい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

題名が気になって読みたかった本。

りはめより恐ろしいのかも。
途中これはめじゃない?って思ったけど。
高校生が書いたらしくリアル。

後味はめっちゃ悪い。そして怖い。
でも嫌いじゃない。

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2011年12月29日

Posted by ブクログ

書いたのは高校生の時だったということで、文章はちょっと若い…、かも。わたしが言うのもなんですが。
でもなんかああいう煩雑さはこの世代ならではな気がして、余計怖くなりました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

中学時代いじられる側だった主人公が、高校ではいじる側になろうと奔走する話。社会人の今の自分が読んだら下らないことだが、高校生のときはクラスの立ち位置を巡る争いは大事だったかもしれない。

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2014年12月01日

Posted by ブクログ

【本の内容】
中学時代「いじられ」続けた羽柴典孝は、高校入学と同時に一念発起し、バスケ部に入部する。

そこでは「おな中」の澤村一城の協力もあって、うまいこと「いじる」側にまわることができたのだが…。

―巧妙、かつ陰湿に仕掛けられる、学生生活のおとし穴。

「いじり」は「いじめ」より100倍恐ろしいものなのだ。

各紙誌書評で話題を集めた、第1回野性時代青春文学大賞受賞作。

[ 目次 ]


[ POP ]
ずばり、面白い。

タイトルの意味がよくわからなかったので、あまり期待もせずになんとなく読み始めた…と思ったら、読み終わっていました。

口語体特有のリズム感や文章の流れにさほど嫌味も感じなかったのが、「一気読み」できた最大の理由でしょう。

ここ数年の「お笑いブーム」は、私たちの日常に「ボケ」と「ツッコミ」を浸透させました。

飲み会や合コンなどのくだけた感じの席で、「すべった~」とか「…で、オチは?」なんて言葉、よく聞きますよね。

人前で面白いことをすることは、もはや、マナーにまでなりつつある昨今、ひとりひとりが個性(キャラクター)を打ち出していかなければ学園生活も日常生活も楽しめない。

「いじり」「いじられ」の力関係を正面から描いたこの作品は、旬モノであると同時にこの先もずっと読み継がれていくのではないかと思います。

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2014年08月29日

Posted by ブクログ

中学時代「いじられ」続けた主人公。高校入学と同時にうまいこと「いじる」側にまわろうとするのだが・・

いじ「り」はいじ「め」より恐ろしい・・というのがタイトルの意味。斉藤環さんが解説を書いています。

現役男子高校生の作品だそうで、ある意味リアル。でもオトナになってしまった私から見ると「り」は「め」と大差ないという感じがしますが・・結局これはいじめじゃないでしょうか?教師とかの介入はしにくいけど・・。

結局、カーストにしがみつき、「自分は自分」と言えない若い子って多いんだなーということでしょうか?「空気読む」ことに必死になっちゃって・・
スケープゴートを求めようとする心理、学校では不変なんでしょうか?悲しいことです。

なんとなく、この主人公と友達たちを好きになれませんでした。イマドキの男の子だとは思いますが・・。友情も希薄だし、オタクをバカにしているし・・斉藤さんいわく(オタクをバカにしているのは)「日常的現実の身も蓋もない反映とみるべき」とのことですが、子どもの世界というのは残酷です。

なんだかんだ言って他の作品も気になる作家ではありますが・・。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

第1回野性時代青春文学大賞受賞作。
中学時代いじられ続けた主人公。
「いじめには被害者に原因がある。」
「人気者といじられキャラは紙一重。」
高校ではいじる側にまわろうと頑張るが…。
タイトル通り「いじり」をテーマにした青春文学。
このタイトルは秀逸。
文章は口語体の連続で拙い印象を受けるが,
それが生き生きとした高校生活を表現している。
解説で著者は現役高校生とあり,納得されられた。
著者の実力が問われるのは今後の作品からであろう。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

んー。あるある。こういうこと。今を生きる現役高校生なら読んでてうんうんうなづいちゃうと思うけど、なんかなぁっていう感じでした。

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2009年10月04日

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