あらすじ
「ねえ、佐藤君、ストロベリームーンって知ってる?」ーー高校の入学式、1年生の佐藤日向は学校一の美少女・桜井萌と衝撃的な出会いを果たす。入学式に遅刻した日向は、その日向になぜか積極的にアプローチしてくる萌と、なんと出会った初日につき合うことに。日向と萌はメッセージのやり取りやデートを重ね、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれる神話がある赤い満月「ストロベリームーン」を見に行く。そんな幸せな時間を過ごしていたのもつかの間、日向は萌の余命が少ないことを知る。自暴自棄になった日向は、萌の母親から萌の日記を渡される。2人を待ち受ける運命は如何に?男子高校生の友情あり、日向と萌の純愛に涙が止まらない大号泣必至の1冊。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
美少女に病、この2つのワードだけで話のストーリーは想像がつきます。でも、分かってても涙が止まらなく、とても高貴な話を読んで、ある種清々しくなります。
最初は、学校一の美少女である萌が、日向にストレートな行為を示すことに若干の違和感を覚えましたが、話を読んで全て伏線回収できました。また、最後に日向が入学式に遅刻した理由も回収されてたし、萌が美術部に入っていた事も全て収まりました。
美人短命のド定番として、ありきたりかもしれませんが、細かい伏線があり、満足感があります。
個人的には、この手の話に感情が昂るのですが、娘を持つ親目線で読んでしまうからなので、日向とは少し違う感情移入だなとも自己分析しています。
とにかくピュアピュアな話で、久ぶりの涙活でした。
Posted by ブクログ
よくありそうな、病気持ち余命いくばくもないヒロインと普通の高校生の話。
よくある話ですが、ファンタジー要素が少なく、いい話でした。
どっか、「君の膵臓をたべたい」がかぶります
Posted by ブクログ
泣いた
もともとこういう話に弱いのもあり、泣きながら読んだ
どこまでも純愛で、一途な日向に泣かされた
最後の最後まで萌を喜ばせるために全力で頑張って、萌のことを想って生きていく日向
王道だが、だからこそ涙腺に来た
きっと萌にとって日向と出会えなかったらただ平凡で普通な高校生活を暗い気持ちのまま過ごすだけ、もしかしたら高校生活も送る気にならなかったかもしれない
日向と冷たいプールに入ったり、夜出かけたりと無茶をしたことは多少身体に負荷を与えて寿命を縮めたかもしれない
でも、ひなたと出会えてたくさんの思い出を作れたことが何より人生を充実させたと思う。終わることに悔しい思いはあれど日向と体験したことに後悔は絶対ない
ちょこちょこでてきた麗の視点を想像するときつい。自分が好きな人がずっと亡くなった人に囚われたまま大人になっても付き合いがあるのは、麗自身切り替えられない気がする
でもきっとほっとけずズルズルしてしまう。
どうか麗にも麗だけを見て一緒に幸せになってくれる人がいてくれますように。
Posted by ブクログ
どっぷり入り込んじゃって気付けば読み終わってた。ハッピーエンドが好きだから、僕的には超バッドエンドだったから星4。でもめちゃくちゃ感動したし、登場人物達みんなの優しさがよく描かれていて、読んでいて、自分も人に優しくしようと思えた。最後らへんは、とても読んでて胸が苦しくなって、よみ終わった後も胸の苦しさが続きました。ずっと2人で一緒に幸せに過ごして欲しかった。もう少し早くこの本に出会ってればな、と思った。
Posted by ブクログ
映画化決定とのことで、読んでみた作品
本作を読んでいて、「君の膵臓をたべたい」を思い出して、読み返したくなった。
令和イチ泣けるとのことだったが、わりと想定通りの結論で、全く泣けなかったため、評価は3。
実際に、ストロベリームーンを見てみたいなと言う思いが強くなりました!
多分、中高生向きの話なのかなと思いました。
Posted by ブクログ
恋は生きる力となる。がんばる力も湧いてくる。痛みや悲しみもあるけど、萌ちゃんが言うように、そういう相手に出会えた事は幸せに違いない。この話は死という極端な別れだったけど、引越とか卒業とか他に好きな人ができちゃったとかいろんなタイプの別れでも、悲しく辛いよね。
萌ちゃんが超絶かわいい設定は必要かな?とは思ったけど、いい話でした。日向くんに良い出会いがありますように。