【感想・ネタバレ】知っておきたい日本の神話のレビュー

あらすじ

「アマテラスの岩戸隠れ」「因幡の白兎」「ヤマトタケルのオロチ退治」など、日本人なら誰でも知っている神話を天地創造神話・古代天皇に関する神話・神社創祀などに分類し、神話の世界が現代語訳ですっきりわかる。

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匿名

購入済み

簡潔で要を得てわかりやすい。イザナキ、イザナミ、アマテラス、スサノオ、オオクニヌシ……と神様の名前は知っていたし、天の岩戸などの有名な話も知ってはいたけど、その神様の関係とかなぜそういうことが起こったのかとかは知らなかったので勉強になりました。日本神話というと右翼っぽいの本やスピリチュアルな本が多いですがこの本はその辺りといい感じに距離感もあって、淡々と語っている印象で求めていた本でした。

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2024年08月17日

Posted by ブクログ

「紀記」を主な題材にし、古代史について考察・解説を試みる書籍が多く出版されているが、この類の本は人物関係の複雑さなどから概して読みにくい。

しかし本書はきわめて簡潔に、一般読者にとってストレスなく古代日本に思いを馳せることが出来るよう、記述が工夫されている。本書を通読することで神話と実際の史実にあったと予想されることのリンクについての考察や、古代のこぼれ話まで概観でき、非常に楽しめる本に仕上がっている。

専門家には当然物足りない内容であろうし、記述が足りない本なのだろうが、教養として古代の日本の姿に触れてみたいと考える一般読者に対しては、自信をもってお薦めできる良書である。

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2011年04月30日

Posted by ブクログ

GHQの陰謀によって戦後日本の教育課程からすっぽりと抜け落ちた神話。それを網羅的に平易な文章で記述しつつ、若干の解説や考察も加えている。国のルーツを教えない国は70年で滅びるという云われがあるけれど、まさにそのターニングポイントになり得る現在、日本人が日本人であり続けるために、是非とも読んでおきたい一冊。

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2017年05月01日

Posted by ブクログ

@yonda4
日本人って何だろう?という疑問が湧いたとき、まずはルーツを知るべく日本神話と向き合わないといけない、と本書を読むことにした。
事前に「まんがで読む古事記(久松文雄著)」1巻、2巻で予習をしていたので、文章を読んでいて結構すんなりわかった。
ただし神々は多すぎるので流れをつかんだ程度。

日本神話とは、中学、高校の日本史の授業で習った「古事記」「日本書紀」。この二つに記されたのが主なる日本神話。
なぜ、こういった書物が記されたかというと、客観的には神話によって当時の政権の正当性を証明させたかったから。
日本の各地にいる「豪族」と呼ばれる一族に対して、大和朝廷が中央政権として日本の統治することの知らしめる必要があった。
この視点では神話は政治的に使われているのだが、日本神話だけでなく他国の神話や宗教の経典なんかも同じ理由と思う。

内容を簡単に説明すると、神話の中核である神が「天照大神(あまてらすおおみかみ)」。
この神様は神様の中で一番偉い神様で太陽神でもあり、伊勢神宮を始め、様々な神社で祀られている。
その他、日本の多神教で様々な神を祀る神社があるが、もっとも位の高いのが天照大神。
神話はこの神様、その子孫を中心に進む。

面白いので読んでください。

そして、「天照大神」の子孫が「天皇」になる。神話としては初代天皇の「神武天皇」まで。
神武天皇は古事記では「神倭伊波礼琵古命(かむやまといわれひこのみこと)」と記されている。

つまり、日本神話は天皇が一番偉い神様の子孫ですよ、ってお話。

「八百万の神」がある神道はどんな事象にも神様がいることを信じる宗教。
その中でも、一番位の高い神の子孫である天皇。
「天皇は日本の象徴である」ことは知っているが、それ以上知らない。
本書を読んだことで、天皇は何であるのか?を知る必要性を感じた。

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2012年01月22日

Posted by ブクログ

日本人必読の書。神話って全然堅苦しくないんだよな。結構いい加減だし何でもありな話ばかりでほんと面白い。これジャンプ漫画に通ずるものがあるんじゃね?w

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2011年02月04日

Posted by ブクログ

手っ取り早く古事記なんかに書かれてる神話の内容が知りたくて買いました。古代の政治事情を交えた解説はとても分かりやすい。ヤマタノオロチやヤマトタケルの伝説のくだりは特におもしろかった。今も残る地名のいわれ(「吾妻はや(=東国)」は特に驚きました)や、神社の「妻入」や「平入」は常識なのかなあ?私は初めて知ったことばかりで(恥ずかしいことですが)、始終「へえーそうなんだ、知らなかった」と思わず声に出して感心してばかりでした。薄い文庫本なのに、中身はたっぷりで入門本としてはかなり良い買い物だったなー。

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2009年10月31日

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日本全国に残っている神話や伝承に関する本だと思ったら、記紀に関する本でした。
でも、記紀に出てくる物語が実際にあった勢力争いを元にしているのではないかと推察したり、現存する地名や神社に記紀に起源がある物が残っていると現実との関連に重点を置いたアプローチはとても興味深くて大変楽しめました。
やっぱり、出雲には大和朝廷が平定するのに苦労した豪族がいたのかな。

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2015年11月30日

Posted by ブクログ

日本の神々の名前はなんでこんなに覚えづらいんだろう。。
神話って知ってると面白いかなと思ってこの本を読みました。
聞いた事はあっても詳しく知らなかったことなど、この本でだいぶ理解できました。頭の中で想像もしやすかった!

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2013年04月29日

Posted by ブクログ

「知っておきたい日本の神話」3

著者 瓜生中
出版 角川文庫

p59より引用
“古くから、同じ窯で煮炊きしたものを食べることによって、よ
り親密な関係になるという思想があったことを示すものだ。”

 古くから伝えられている、日本の神話について書かれた一冊。
 神話の基礎知識についてから個々の神話の解説まで、神話の舞
台となった地の写真と共に書かれています。

 上記の引用は、同じ窯の飯を食べた仲という考えについて書か
れた項での一文。同じ物を食べて過ごすということは、同じ材料
から体が出来上がるという事になるでしょうから、親密になるの
も納得出来る気がします。
 先だって紹介した本の中でも思ったことですが、兄弟げんかし
たりして随分人間臭いなと思いました。

ーーーーー

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2013年03月02日

Posted by ブクログ

なんとなーく流れがわかった。
カタカナが辛いのはまるでロシア文学を読んでるよう。
これを機に本当の古事記なども読んでみたい。

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2013年01月13日

Posted by ブクログ

知ってるようで知らない古事記、日本書紀の要点を読みやすくまとめている。神話と史実の関係性がオモシロイ。

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2012年09月11日

Posted by ブクログ

日日日「ささみさん@がんばらない」が日本神話をベースにしたお話なので、詳しく知りたくなった。ほどほどの密度で解説してくれそうだったので、本書を選んだ。文庫本としては薄めだが、あまり厚いと途中で放り出したくなるのでこれくらいでちょうどいい。イザナキ・イザナミからアマテラス、オオクニヌシ、ニニギノミコト、神武天皇、ヤマトタケル、応神天皇と有名だろうところに絞って解説してくれる。知ってる名前が出てくると覚えやすい。一通りの流れは分かった気がする。神々の系図が欲しかったな。

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2011年07月22日

Posted by ブクログ

記紀神話を懐疑的に流れを紹介している。

本書の面白い部分は、記紀神話を日本人のアイデンティティに関わる部分と評価しつつも、大東亜戦争時代の神話の利用のされ方をふまえ、絶対視していないところにある。

それぞれのエピソードの紹介と一緒にコラム的に当時の政治情勢を織り交ぜつつ、どういう意図で作られたのかに言及していく。

メタに学ぶ日本の神話。

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2011年07月03日

Posted by ブクログ

短く編纂されているし読みやすい
これを読むと各有名神社の祭神はどんな神様でどんな経緯で祀られたのがわかって面白いし
改めて神社に行きたくなる

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2011年05月19日

Posted by ブクログ

神話の基礎の基礎が知れそうと思ったけど、とっかかりが「〇〇であることはよく知られているが」みたいなノリで、「知らんしそれ知りたくて読んでるのに!」と思った。けど途中から読みやすくなってきた。前置きが長かっただけかー。神話の世界自体はとても面白い。けどもっとざっくりシンプルに理解したいので今度は子ども向けみたいなのを読もうと思いました。

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2011年01月05日

Posted by ブクログ

神話に興味があり日本の神話はあまり聞かなかったので読んでみました。この本を通して少しは日本の神話がわかったのでもっと深く日本の神話を知ってみたくなる1冊です。

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2010年01月30日

Posted by ブクログ

ギリシャ神話は結構有名だが日本神話はあまり知られていない。私は日本神話の方が好きなので読んでみたのだが、一度は聞いたことのある、スサノオ・アマテラス・ヤマタノオロチなどの知らなかった部分を知る事が出来たので楽しかったです。

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2010年01月29日

Posted by ブクログ

そういやギリシャ神話とかって結構知ってるのに
日本神話ってイマイチ誰が偉いとかよく知らんなーと思って読んでみました。
さらっとですが全体の説明や神様の位置とか神社の仕組みにも触れてあって
初めて読む入門にはいいかもとおもいました。
これ自体が面白いというか、たぶん最低限この内容知ってたら、
もっと他の作品を楽しく見れるだろうな!という感じ。
おかげで結構色んな作品の裏のトリックがわかりました。
ミステリとか好きな人はこの本に載ってる話を知ってたらこの先面白いのでは。

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2009年10月04日

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