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Posted by ブクログ
「紀記」を主な題材にし、古代史について考察・解説を試みる書籍が多く出版されているが、この類の本は人物関係の複雑さなどから概して読みにくい。
しかし本書はきわめて簡潔に、一般読者にとってストレスなく古代日本に思いを馳せることが出来るよう、記述が工夫されている。本書を通読することで神話と実際の史実にあったと予想されることのリンクについての考察や、古代のこぼれ話まで概観でき、非常に楽しめる本に仕上がっている。
専門家には当然物足りない内容であろうし、記述が足りない本なのだろうが、教養として古代の日本の姿に触れてみたいと考える一般読者に対しては、自信をもってお薦めできる良書である。
Posted by ブクログ
@yonda4
日本人って何だろう?という疑問が湧いたとき、まずはルーツを知るべく日本神話と向き合わないといけない、と本書を読むことにした。
事前に「まんがで読む古事記(久松文雄著)」1巻、2巻で予習をしていたので、文章を読んでいて結構すんなりわかった。
ただし神々は多すぎるので流れをつかんだ程度。
日本神話とは、中学、高校の日本史の授業で習った「古事記」「日本書紀」。この二つに記されたのが主なる日本神話。
なぜ、こういった書物が記されたかというと、客観的には神話によって当時の政権の正当性を証明させたかったから。
日本の各地にいる「豪族」と呼ばれる一族に対して、大和朝廷が中央政権として日本の統治することの知らしめる必要があった。
この視点では神話は政治的に使われているのだが、日本神話だけでなく他国の神話や宗教の経典なんかも同じ理由と思う。
内容を簡単に説明すると、神話の中核である神が「天照大神(あまてらすおおみかみ)」。
この神様は神様の中で一番偉い神様で太陽神でもあり、伊勢神宮を始め、様々な神社で祀られている。
その他、日本の多神教で様々な神を祀る神社があるが、もっとも位の高いのが天照大神。
神話はこの神様、その子孫を中心に進む。
面白いので読んでください。
そして、「天照大神」の子孫が「天皇」になる。神話としては初代天皇の「神武天皇」まで。
神武天皇は古事記では「神倭伊波礼琵古命(かむやまといわれひこのみこと)」と記されている。
つまり、日本神話は天皇が一番偉い神様の子孫ですよ、ってお話。
「八百万の神」がある神道はどんな事象にも神様がいることを信じる宗教。
その中でも、一番位の高い神の子孫である天皇。
「天皇は日本の象徴である」ことは知っているが、それ以上知らない。
本書を読んだことで、天皇は何であるのか?を知る必要性を感じた。
Posted by ブクログ
「知っておきたい日本の神話」3
著者 瓜生中
出版 角川文庫
p59より引用
“古くから、同じ窯で煮炊きしたものを食べることによって、よ
り親密な関係になるという思想があったことを示すものだ。”
古くから伝えられている、日本の神話について書かれた一冊。
神話の基礎知識についてから個々の神話の解説まで、神話の舞
台となった地の写真と共に書かれています。
上記の引用は、同じ窯の飯を食べた仲という考えについて書か
れた項での一文。同じ物を食べて過ごすということは、同じ材料
から体が出来上がるという事になるでしょうから、親密になるの
も納得出来る気がします。
先だって紹介した本の中でも思ったことですが、兄弟げんかし
たりして随分人間臭いなと思いました。
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