【感想・ネタバレ】アイム・ファイン!のレビュー

あらすじ

書斎の内外で起こる爆笑と福音の日々

JAL機内誌『スカイワード』で好評連載中のエッセイ『つばさよつばさ』から生まれた『アイム・ファイン!』の文庫版を電子化
「飛行機の座席を選ぶにあたって、私は必ず窓側を指定する。旅慣れた人は通路側を好むものだが、どうも外の景色がみえないと損をしたような気がするのである」
1年の3分の1は旅の途にある、超多忙作家の浅田次郎氏はまさに好奇心のかたまり。自身の目を通した国内外の出来事は、たちまち優れた一編の随筆へと姿を変えていきます。
NHKドラマ『蒼穹の昴』の北京ロケに足を運んでみると…『西太后の遺産』。都内を愛車で走るうちに警官に止められて…『やさしいおまわりさん』。最近目にしなくなった二千円札の謎を追ってみると…『消えた二千円札』。行きつけのアメリカのステーキレストランで目撃した驚くべき親子とは…『デブの壁』ほか、珠玉の40編を収録。
「命惜しくば南国の楽園にでも飛んで、体力を恢復したいところなのだが、酷いことにはその抜け殻にさえ、次なる原稿の締め切りは迫る」。
そう苦笑する浅田氏の書斎の内外で起こる爆笑と福音の日々が絶妙の筆致で描かれています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

JAL機内誌のスカイワードに連載のエッセー。出張が多かったころはよく読んでしました。当時は「中原の虹」執筆と重なっていたころのようで中国ネタも多し。こういうのを読むとまた旅行行きたくなります。

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2013年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どの章もまず、出だしが素晴らしい。最初の1~2行からすでにひきこまれてしまう。
笑いを誘う話、考えさせられる話、感心させられる話など、多様に渡る話題が満載で読み飽きない。あ、でもちょっと、中国史に傾倒している箇所は私のようにあまり詳しくなく、かつ浅田作品をまだ読破していない者にはちょっととっつきにくい感じ。

以下、備忘録。

「わが体験せる世界三大暑気」

「旅の手順」 本当にその通り、娘の育て方に参考にしたい。

「君もどうかね?」 もう、大げさなんだから(笑)

「しろくま綺譚」 もう、こどもなんだから(笑)

「はげみになる話」思わず笑い声が口から漏れてしまった。読み終わってからも、何度か戻って読んでみるのだけど、都度、笑いの温度は変わらなかった・・・・妙にツボ。

「三百八十歩のマーチ」 身につまされます。

「物を食う人」 その通り!

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2013年05月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

JALの機内誌(現在も執筆中)に連載されているコラムを単行本化したもの。
ちょうど東北行った帰り、仙台空港でご購入。
行きも帰りもJALだったから、機内誌もしっかり読んだし。

で、内容といえば、相変わらずの浅田節。
電車で読めないって浅田先生。
ニヤニヤしすぎます。

昼休み、職場の小さな会議室でひとりコレ読んで失笑してたら、
たまたま通りかかった上司が、びっくりした顔で
こちらを伺っていました。

ちなみに読んでいた項は「夢の続き」。
はしたない? はい、すみません。
理由は本を読めば分かります。

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2011年12月17日

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