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Posted by ブクログ
面白かった。
コロナ前の作品なのに、ウイルスのパンデミックのことかこんなにリアルな書かれているのが、さすが知念先生だな、と思った。
こう言った差別が起こることも。
コロナも後遺症があると言われているが、差別されるようなものではなくて良かったと思う。
Posted by ブクログ
感想
コロナがあった後なので、こういうこともありえるかもしれないと思ってしまう。ストーリーはSFっぽく、文章も軽快なので、比較的サクサク読める。
途中で、ヴァリアントの扱いに対して、政府が厳しくするか、受け入れるかでもめるが、日本の政府は保守的なので、もしこのような事態になった場合には、マイノリティは救われないだろうなとは思う。
コロナの時に、海外で働いていた日本人には何の措置もなく、帰国さえ禁止していた措置を思い出した。
あらすじ
致死率95%のウィルスが、世界で感染爆発を引き起こした。生存者は目の色が白銀に変わり、獣並みの筋力を有するが、昼間は行動できない、ヴァリアントと呼ばれていた。まるでドラキュラだ。ヴァリアントは、感染を拡大させる恐れがあるとして、政府からある街に隔離措置がとられていたが、医師の岬純也はヴァリアントであることを隠しながら、夜勤医師として働いていた。
ある日、純也のもとに、街から逃げ出してきたヴァリアントの少女、悠と出会う。悠は逮捕され、拘置所にいる兄に手紙を届けるために、街を抜け出してき、純也に協力を求める。悠の兄は、一般人に強姦強盗で逮捕された鈴木だった。
警察の公安に、ヴァリアントに対処する課があり、そこの一員である毛利は、鈴木に娘を殺された父親で、鈴木を殺すことに復讐心を燃やしていた。
ヴァリアントの今後の未来は、毛利は鈴木に復習を果たすのか!?