あらすじ
あなたも一歩、踏み出す勇気を。
震災を契機に自衛官を夢見た少女は、入隊後、絶望を味わった。訓練中の性暴力を報告するも自衛隊は黙殺。そして彼女は実名・顔出しでメディアに訴えることを決意したが……日本中に勇気を与えた五ノ井里奈の物語。
「(わたしが)声をあげて」と「(あなたも声をあげて」という2通りの意味をタイトルに込めました。読み終わったあとに一歩踏み出す勇気を感じてもらえたら嬉しいです――五ノ井里奈
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Posted by ブクログ
加害者の先輩自衛隊員の態度に腸が煮えくり返り、五ノ井さんの頑張りに泣けてしょうがなかった。
1999年宮城県で生まれ2011の震災で被災。
その時出逢った女性自衛官に憧れ、志高く入隊するも彼女を待っていたのはセクハラを超える性暴力だった。
仮にも国や人の為に身を挺して働く自衛隊員が、階級や年齢、立場を利用して、仲間である女性隊員に日常的に性暴力を繰り返すなど卑劣極まりない。
実名・顔出しで声をあげた彼女に向かうSNSの誹謗中傷も許し難い。
今月12日は刑事裁判の判決日。
五ノ井さんの思いが報われる事を願ってやまない。
Posted by ブクログ
閉鎖的な自衛隊内部の性暴力問題を、自身の経験をもとに赤裸々と語る。被害の詳細だけでなく、五ノ井さんの幼少期の話から東日本大震災の経験、彼女自身の怒り、悔しさ、悲しみといった感情やお母さまの言葉、問題を取り上げたYouTuber、記者、議員たちの姿も描かれていた。五ノ井さんの朗らかで人を笑わせることが好きな明るい性格も、誹謗中傷に耐えかねて塞ぎ込みトラウマやフラッシュバックと闘う姿も、すべてに胸打たれ涙を拭った。このように勇気ある告発をし、最後まで闘い続けた彼女に畏敬の念を表する。
Posted by ブクログ
一気に読み終え…られませんでした。
途中、『性加害を受けた描写がここから○○ページまで続きます。フラッシュバックのおそれのある方は、○○ページの「□□□」から読み進めてください。』との注意書き。
あぁ、ここからが地獄なんだな、と思ったら不覚にも泣けてきた。
自衛隊変わるかな、日本変わるかな。
変える、と言いたくなった今日この頃。
Posted by ブクログ
2023/06/06予約 10
読み終えた今日、偶然とはいえ、元自衛隊員3被告の第2回公判が31日、福島地裁(三浦隆昭裁判長)で開かれ、元上司の男性の証人尋問のとき五ノ井さんが体調不良を訴えて倒れた。とのニュースを知った。
悲しい。
311の被災地支援にきた女性自衛官に憧れ入隊。
そこで性暴力を受け退職。
理不尽なことは承知の上で顔を出し実名で告発する。
若い彼女が決意するには、どれほどの葛藤があっただろう。容赦ない誹謗中傷で傷付きフラフラになりながら、嘘はついてない、と諦めない姿。
こういう人にこそ自衛隊で活躍してほしいのに。
今日もどんなにか辛かったことでしょう。
あの時、死なないでくれて、ありがとう。
五ノ井さんにこそ、生き抜いてほしい。
陰ながら応援してます。
そして多くの人に読んでほしい。
Posted by ブクログ
あの日助けてもらい勇気づけられあこがれた自衛官に私もなりたい。
志をもって目指した道を、こんなくだらない人たちのためにどうして諦めなくてはならなかったのか。
訴えられた人たちは、その家族は、回りで見ていた人たちはどんな気持ちでいるのだろう。
彼女は声をあげた。あとに続いて欲しい。そしてもう二度とこんなことが起きませんように。
Posted by ブクログ
わたしには彼女ほどの勇気はない。
精神面が弱いと言っていたが、決して弱いとも思わない。ほとんどの人が味わうことのない様々な辛さや、困難に立ち向かった五ノ井さんの経験は彼女を強くしていくと思うし、現状もしくはこの先、似たような困難にぶつかった人に勇気を与えてくれると思う。
苦しく、辛い経験だが、五ノ井さんの勇気ある行動、諦めない継続力は誰もが真似できるものではない。素直に尊敬します。
Posted by ブクログ
五ノ井さんの勇気ある行動がこのように記録され、誰もが接することのできる本という形にまとめられたことは大変意味あることだと思います。同じようなことが決して繰り返されないことを祈るばかりです。
Posted by ブクログ
まずは、声をあげた五ノ井さんに敬意を表したい。
被害そのものはもちろんだが、誰を信じていいのかわからないつらさも、被害に輪をかける。
同性だって、味方とは限らない。
かなり最近になるまで、弁護士もつけず、たった一人で20歳そこそこの女の子が闘ってきたこと。
並大抵の苦労ではなかっただろう。
本書に、加害者が土下座で謝罪するシーンが出てくるのだが、まさに今日、この元隊員(本書では名前は出していない)が「土下座は上に言われてやっただけだ。五ノ井さんは嘘をついており、自分はやっていない」と裁判で発言したというニュースが報じられた。(ニュースでは実名報道)
これまでおそらく信じられない数の酷いことが行われ、隠蔽され続けてきた。それを断ち切ろうと、立ち上がり続ける五ノ井さんの闘いは、まだ全然終わっていない。
一日も早く、彼女が屈託なく笑える日がきますように。
Posted by ブクログ
本当に勇気ある告発であった。この本で訴えている事実は巻末の資料でもわかるように、まさしく氷山の一角なのだろう。一般企業であれば直ちに厳しい判断が下されると思われることばかりである。再発防止には繰り返し教育も必要であるが、自衛隊ではどれだけ有効に活用されているか全く不明である。この勇気ある告発を起点として自衛隊がもっと自浄機能を持った組織へと変わっていくことを祈りたい。