あらすじ
バブル崩壊とその余波で起きたさまざまな金融事件。その陰で何が動いていたのか? 本当に悪いのは誰か? 元大和証券のMOF担が最後の生き残りとして、大変革の“裏側”を明かす!
※本電子書籍版には、写真図版は掲載されていません。
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Posted by ブクログ
本書は老人の自慢話の色彩がある。
が、MOF担ならではの見聞が記載されているので、バブル前後の金融史に関心のある方は読んで損はない。
本書中、短いながら、小川是の評伝はよく書けていると思う。
Posted by ブクログ
バブル期から現在に至る証券界の歴史を最前線で観察した著者が、多くの人物評が書かれています。
やや自慢話が多い印象ですが、MOF担当時の見聞きしたことが記載されているので、バブル前後の金融史に関心のある人は読んで損はないと思います。
Posted by ブクログ
この本を面白く読めるのは50代以上だと思う。
昭和から平成にかけての日本の金融秘史。
登場する人物の多さに、著者の人脈の広さを感じさせてくれる。
5章は、比較的最近の話で、40代以下の方でも面白いかも。
この本で新たに知ったことは、「長銀をつぶした男」と言われるEIEの高橋治則氏の兄が東京五輪がらみの贈収賄事件で逮捕された電通元専務の高橋治之氏だということ。うーむ。
Posted by ブクログ
バブルのエピソード史 特に「人物」の描写は凄い
まさに歴史は人が作る しかしそれでは現象描写だけ
「本質は何か」「歴史の教訓は」となると、マクロ分析も必要だが本書はあえて触れないようだ 業界人として
1.日本の低迷 1985プラザ合意
GDP世界シェア 12% 5%へ
①急速な少子高齢化 ②巨額の財政赤字
2.1985プラザ合意
(1)強いドルを放棄←貿易赤字と財政赤字(双子の赤字)
(2) 世界をリード 米国→G7
(3)為替政策の協調
3.日本は円高不況よりバブル景気へ
株高・不動産高 東証500兆円世界一 自己資本比率11%
BIS規制(株含み益45%)
株価38,915下落→含み喪失→比率8%以下へ→貸出回収→不況へ 負のサイクル
4.橋下改革→金融ビッグバン・・・改革過剰
①フリー 市場原理・自由な市場
②フェア 透明で信用できる市場
③Global 国際的で時代を先取りする市場
相互参入・株手数料の自由化・取引の電算化・投信自由化・時価会計
5.リーマン・ショック
日経暴落2009年03月7,054円バブル後最安値