あらすじ
互いを愛し合いながらも生き別れてしまった双子の至と一。だが至は入学した高校で、クラスメイトの「リョータ」と恋に落ちる。嫉妬と失望に駆られる一だが、その数ヵ月後至は交通事故で帰らぬ人になってしまう。失意の一に渡されたのは、至が事故当日に投函する筈の手紙だった。届かぬ手紙に記されたリョータとの悲しい恋の真実、復讐を誓う一が出会った謎の「先生」、様々な人間の運命が交差する、衝撃のドラマがついに完結。一と先生のその後を綴った描き下ろしも含めた、松本ケンタロウ渾身のデビュー作!
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Posted by ブクログ
待ってましたああああああ!!!
もう1年くらい待ってましたよこの人のコミックスが出るの!
「松本ケンタロウ」って検索してもいまいちヒットしないし、既刊はないしで、本当にずっと待ってたんです!
『三角関係カタログ』で初めて松本さんの漫画を読んで一目惚れ
今回その話が収録されてなかったんで残念だったんですが…
続編読めるかと思ったのに…
でもまあこの人は何といっても絵柄がすごくいい!!
スタイリッシュ!好きだ!
白→グレー→黒のグラデーションしかないはずのマンガが、どうしてこんなカラフルなんだ!?
というね…わけですよ…
ストーリーももちろんいい
しっかりしてます
しかし表題は重いですねー
「Clean a Wound」って直訳したら「傷を消す」だと思うんですが、まさにそんな感じ
あらすじです↓
母親のDVを受けながら二人で支えあって生きてきた双子の至と一
母親が蒸発して二人は施設に入れられ、別々な里親に引き取られていくが、手紙のやり取りをすることにした
高校生になった至は、暗い性格の自分をかまってくれるクラスメイト・リョータに恋をする
しかし至との間に噂が立つと、リョータは至との関係を否定した
自分がリョータに迷惑をかけたと思った至は不登校になる
一方、新しい家族とも友達ともうまくやっていた一は、至からの手紙にたびたび登場するようになっていたリョータに嫉妬心を覚え、至から届く手紙を読まなくなっていた
ある日、至が事故に遭ったと聞き、病院に駆け付けた一だったが、至はそのまま帰らぬ人となってしまう
至が死んだあとに至からの手紙を読んで、リョータとの関係の終わりがひどいものであったことを知った一は、至の苦しみに気付いてやれなかった後悔を、リョータへの憎しみにすり替え、復讐を誓うのだった
とゆー感じですが、最後はきれいに終わります
リョータも悪い奴じゃないんです
一にも好きな人ができて、その様子は描き下ろしの続編で存分に!
いやーほんとに絵がきれいですねー
もっと色んな雑誌で描いて、たくさんコミックス出してほしい!
そういえばマーブルコミックスを買ったのは随分久しぶりのような…
カタログシリーズ、もっと出てほしかった…
あ、髪を切った一が臨也にすごく似ていて萌える
いや、一はそうでなくても萌えるんですが
至も可愛い
あと美作さんのアフロも可愛い
カバー裏にオマケとかあったら完璧だったんだが、贅沢は言うまい(言った
素敵な一冊でした!
Posted by ブクログ
胸が押しつぶされそうになる程の悲しみの果てに何が待っているのか。
愛する人への裏切り
愛する人への嫉妬
愛する人への羨望
双子の片割れの悲しい恋と、その真実への復讐…
不器用でかなしくて、愛おしい。
まさに、そんな作品です。
Posted by ブクログ
双子好きなので購入。
全体を取り巻く仄暗い雰囲気は好きだけれど、
個人的に絵が手抜きに見える箇所が結構あり残念。
意図的な適当さなら相性が良くなかったということで。
あと一が大事にされている描写があったので、里親さんの所に
帰ってあげなよ…と思った。