あらすじ
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四千年以上に及ぶ中国の歴史を、「服飾」というテーマで切り取り、時代ごとの特徴を簡潔にまとめました。服飾の歴史からは、各時代の政治や社会、テクノロジーの進歩、美意識の移り変わりなど、さまざまな分野の知識を得ることができます。出土品や絵画を元にした再現イラストで、当時の人々のビジュアルが鮮やかによみがえります。コラムでは、各時代の風習や化粧の流行、着こなしのバリエーションなどにも言及。近年の発掘調査による最新の研究結果にも触れています。中国の歴史と服飾の変遷をつかむための入門書として最適の1冊です。
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Posted by ブクログ
殷代から現代までの中国の服飾をほぼカラーの図版と解説で紹介してくれている。清代の服飾もそれまでの宋・元・明などの流れの中に位置づけられ、中国の伝統が取り入れられたものであり、完全に満州族のオリジナルに塗り替えられたわけではないというのは目から鱗。明が元を否定しながら、やがてはそのスタイルを取り入れていたのも面白い。本当に良い入門書。
Posted by ブクログ
ドラマ鑑賞時に役に立った。このスタイルと画風でもっと詳しい明王朝、清王朝とそれぞれの王朝に特化したのも出版して欲しい。(似たようなのが他社で出版されているけれど、そちらは稚拙な漫画タッチで読みにくいので)
Posted by ブクログ
中国の時代小説を読むたびファッションが謎だな、と思っていたので買って良かった。女性のファッションは軍服に由来しがちね。
殷代から現代までを扱うので仕方ないんだけど、時代毎のサンプルが少ないのがちょっと残念…まぁ入門だから…
Posted by ブクログ
衣服中心に中国史が学べる本。
男性と女性で違うのでそれぞれもっと細かく知りたくなりますが、とりあえず中国史の触りをさらっと読むにはイラスト多くてとても良いです。
Posted by ブクログ
服の展開図あったらなぁ。
重ね着してる内側の服の構造まで知りたい。
春秋~前漢時代の貴族女性の服装が布端を身体にぐるぐる巻き付けていて、模様と端の色との重なりがおしゃれ。
49gの素紗単衣すごい…!
2100年も前の絹の衣がちゃんと形状を保って残ってるのもすごい。
纏足の逸話、やっぱ極東でも女性の社会進出を阻むためっていうのがなぁ(西ではギルドからの女性の働き手の締め出しなど。宗教方面でもあれこれ。
変形した足をネットで見たことがあるけど、本当にえげつない風習。
臭いも酷かったみたいですし(そこにフェティシズムを感じる男性もいたそうですが。