あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
独特の身体表現や色彩感覚で、唯一無二の作品を残した天才画家。自画像をはじめとした代表作から、波乱に満ちた短い人生に迫る一冊。
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
エゴン・シーレ展を見に行った時に、母子の絵に当たり前のようにあるはずの温かさや優しさが皆無であることに疑問を持っていたのですが、本作を読んで納得。
抑鬱気味の母親の関心を得られず、スケッチを燃やされた体験から、冷え切った母子の関係を「生まれ直し」として描いているのかもしれない、と理解できました。
そして敬愛するクリムトに父性を見出していたというのも納得。
こういう複雑な父母との関係性のねじれが、親子や性をテーマとした絵にとりわけよく、絵に現れているかのようです。